全国のランナー続々集結!合宿ラッシュに沸く売木村。

「走る村」として話題の長野県売木村。名古屋から2時間ほどの小さな村がいま、空前の合宿ラッシュに沸いています。お盆休み前半の8月9・10日には、全国から8チーム・100名以上のランナーが売木村に集結しました。 urugigassyuku_16.jpg アスリートの合宿地として定着しつつある売木村に、取材と下見を兼ねて走りに行ってきました。本日はその模様をお届けします。 当日は売木村中心部へ向かう前に、まずは茶臼山高原の駐車場にクルマを停め、高原トレランを楽しみました。準備運動がわりにゲレンデ(萩太郎山)を逆走。ほんの数メートル走っただけで息が上がります。 urugigassyuku_1.JPG ゲレンデを一気に駆け下ると、勢いそのままに愛知県の最高峰・茶臼山へ。すでに駐車場が標高の高い位置にあるため、山頂まではわずか20分ほどで到達。 urugigassyuku_2.JPG urugigassyuku_3.JPG そのまま稜線伝いに東側登山道を下り、高原を抜け、売木村の最南端に位置する「小鳥の森」へ。森の入口にたたずむ「小鳥茶屋」で五平餅を食べながら休憩していると、プチトマトときゅうりの差し入れをいただきました。 urugigassyuku_4.jpg urugigassyuku_6.JPG urugigassyuku_5.jpg 小鳥の森は、みずみずしい小川や幻想的な苔の道など、変化に富む風景が連続する“走れる”トレイル。 urugigassyuku_8.jpg urugigassyuku_9.jpg 要所に案内看板が設置してあるため、道に迷うことはないでしょう。高原のトレイルを心ゆくまで走りまわりたい方におすすめです。 urugigassyuku_10.jpg urugigassyuku_7.JPG 再び小鳥茶屋に戻ったところで売木村所属ランナー、重見高好選手に遭遇。記念撮影のあと、ロードを通って茶臼山高原駐車場まで戻りました。 urugigassyuku_11.JPG urugigassyuku_12.jpg そのまま着替えることなく売木村まで移動し、こまどりの湯に駐車して第2部練習スタート。 雨脚が強くなってきたため距離を4~5kmに短縮しましたが、売木川沿いの牧歌的な風景、幻想的なハス畑、緑が鮮やかな田園など、売木村らしい景色を眺めながらのランは格別。 urugigassyuku_13.JPG urugigassyuku_14.JPG urugigassyuku_17.jpg urugigassyuku_15.JPG 二部練終了後、こまどりの湯で汗を流して宿泊先の「ペンション風の森」へ。念願の生ビールを飲みながら、森のごちそうディナーをいただきました。 urugigassyuku_18.jpg あゆの塩焼き、馬刺し、鴨鍋、新鮮野菜の天ぷらなど、手作りメニューはいずれも絶品。ついついお酒が進んでしまいます。 urugigassyuku_19.jpg urugigassyuku_20.jpg urugigassyuku_21.jpg 部屋に戻ってからも飲み続け、結局走る時間より飲んでいる時間のほうが長い、いつものパターンに。 翌日は明け方から強い雨。もともと下見が目的ですから無理はしません。早々にランニングをあきらめ、食堂を借りきってエクササイズのみ実施。 urugigassyuku_22.JPG 約1時間におよんだこの武闘系エクササイズがことのほかハード。20km走ぐらいの運動効果があったのではないでしょうか。 チェックアウト間際に清水村長がサプライズ登場。合宿に対するねぎらいのお言葉をいただきました。 urugigassyuku_23.jpg 昼食はみなさんのリクエストにより、ポレポレの「ポレポレ農園カレー」をオーダー。自家製野菜がゴロゴロのったカレーは美味でした。 urugigassyuku_24.jpg 当日は台風の影響で雨風がさらに強まってきたため、名残惜しくも早々に売木村を後に。 売木村滞在は2回目ですが、合宿地として人気の理由を再認識しました。走りやすい道、自在な距離・負荷設定、天然温泉の恵み、地元の幸を活かしたおいしい料理。 そしてなにより、重見選手や清水村長を始めとする人の心の温かさ・・・人口600人の小さな村だからこそ体験できる愉しみがここにはあります。 秋の売木村もきっと美しい風景とあたたかなおもてなしが待っているでしょう。皆さんもぜひ、「走る村 うるぎ」を体感してください。