きたる10月5日(土)、新美南吉生誕100周年で盛り上がる愛知県半田市を舞台に旅ランイベントを行います。詳細は後日お知らせするとして、こうした旅ラン企画の前によくあるのが「荷物はどうすればいいの?」という質問です。
とくにスタートとゴールが離れているワンウェイコースかつフィニッシュ地点でお風呂に入る場合、すべての荷物を持ったまま走らなければなりません。着替えなどの手荷物はどうすればいいのか、真っ先に疑問に思うのは当然のこと。
実際、以前イベント参加者の中でトートバッグを提げたまま走っている方がいらっしゃいました。このとき、なぜ事前に情報をお伝えできなかったのかと、申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
すでに旅ランやトレランに慣れている人にとっては当たり前のことでも、最近ランニングを始めた方はわからないことだらけだということを痛感しました。 そこで本日は、そんな旅ランビギナーの方の「荷物はどうしたらいいの?」という疑問にお答えしたいと思います。
ほとんどの市民ランナーは旅ラン〜とくにワンウェイかつフィニッシュでお風呂に入る場合〜の際、バックパックに荷物(着替え)を入れ、背負ったまま走ります。
ただしここで重要なのは、バックパックはランニング専用でなければならないこと。そう、この世には走っても揺れない(揺れにくい)バックパックが存在するのです。 ランニング用バックパックは体にぴったりフィットして揺れないよう調整が可能で、長時間のランニングでもほとんどストレスを感じません。
最初は違和感があるかもしれませんが、すぐに慣れます。 廉価なものなら2〜3千円台からありますが、多少無理してでもより高機能な「トレイルランニング用」バックパック(レース用という意味ではありません)の購入をオススメします。 では「どれぐらいの大きさが必要?」という疑問がわくわけですが、これはその人のランニングスタイル、つまり「何を携行したいか」により異なります。
たとえば私の場合、タオル、着替え(Tシャツ、短パン、パンツ、ソックス)デジカメ、おやつ、財布がいつもの最低携行品。これだけなら8リットルあればじゅうぶんでしょう。 しかし冬場はどうしても上着などのぶんかさばりますし、女性ならコスメ用品なども必要。ちょっとしたお土産などを入れる余裕もほしいところ。
このため私は8リットルに加え、20リットルのバックパックも併用しています。14リットルのパックも持っていますが、私のランニングスタイルに限っていえば大きさが中途半端なためほとんど使っていません。 「どこのメーカーがいいの?」という問いに対しては答えられません。
なぜなら全てのメーカーのバックパックを使用し、比較したわけではないから答えようがないのです。 バックパックは大きさもデザインも人それぞれ。他人の意見は大切ですが、誰かに聞いたところで所詮は自分が持っている商品を「これいいよ」と言っているに過ぎません。
ただひとつ言えるのは、バックパック一つ手に入れればランニングの楽しみが何倍にも何百倍にも広がるということです。