2013白馬国際トレイルランvol.2<手作りのおもてなし>篇。

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2011年に始まった白馬国際トレイルラン。まだ3回目の若い大会とは思えないほど中身の濃い、地元と一体となった手作り感あふれるおもてなしに好感が持てました。 

ひとくちに白馬といっても、エリアによってさまざまな魅力があります。今回おもな会場となった八方地区は、「白馬ジャンプ台」や「八方尾根」を間近にのぞむ白馬観光の中心地といえるでしょう。 前日受付会場には、地元の方々が専門家の力を借りながら手作りで育て上げた大会という雰囲気があふれており、システマティックな大規模都市型大会とは一線を画す「あたたかさ」を感じました。

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午後3時から始まったコース説明会。到着した頃にはすでにぎっしり。通常のロードレースと異なり、トレイルレースにおいてコースの状態や概要を把握しておくことは選手の「義務」。それだけにみなさん真剣そのものです。私はファミリーの部なのでお気ラクでしたが。

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コース説明会の後はゲストランナー、鏑木毅さんや三好礼子さんらによるトークショー。

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その後、本格的に前夜祭がスタート。郷土料理、りんご、野沢菜漬け、日本酒、チューハイが飲み食べ放題!しかし翌日のレースへの影響を考慮し、みなさん控えめ。 しかし私はお遊び程度の距離しか走らないファミリーの部。セーブする必要はありません。ノンアルコールで我慢する人たちからの突き刺さるような視線を感じつつチューハイを飲み、郷土料理をたらふく堪能させていただきました。

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そして市民ランナーの皆さんにはおなじみのシンガー・ランニング・ドクター、福田六花さんの生ライブを最前列で鑑賞。じつに楽しい夜でした。

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レース当日、会場には10時のスタートを控えたショートの部とファミリーの部の選手たちが集まっていました。そんな中、地元の中高校生を始めとするボランティアが会場の各所で大活躍。 「これはいい!」と感心したのが「写真とります」サービス。いたるところにカメラのマークが描かれたボードをさげたスタッフがいて、気軽に写真撮影を頼めるというわけです。

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レース前の会場はスタッフも選手も慌ただしいため、「写真とってもらっていいですか?」と見ず知らずの人に依頼するのは気が引けるもの。 その点、「写真とります」スタッフはランナー思いのすばらしいサービスだと感じました。他の大会も採用してはいかがでしょうか。

 

スケジュールの都合上、ロングの部のフィニッシュを見届けることはきませんでしたが、ラッキーなことにゲストランナーの鏑木毅さん(表彰対象外ながらトップでゴール)と、女子1位のショナ選手に遭遇。声援を送ることができました。

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心残りなのは、出場したのがファミリーの部だったため、眼下に広がる美しい絶景を見られなかったこと。来年はぜひ、動体視力の衰えを克服してもう少し長い距離の部門に参戦してみたいと思います。