街道を走る vol.4「大浜街道」。

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江戸時代に整備された街道の多くは、主要な国道・県道として今に受け継がれています。いずれの街道もすっかり様変わりしていますが、道のそこかしこに往時の面影を垣間見ることができます。そんな歴史ロマンあふれる街道をランニングでたどる「なごや起点<街道RUN>」。第4弾は名古屋市緑区と碧南を結ぶ「大浜街道」です。 

大浜(碧南市)から名古屋(大高から東海道に接続)まで海産物を運んだ道、大浜街道。現在はおもに県道50号としてその名残をとどめています。

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このトピック下にルートマップを掲載していますが、これはランニング用に細かな道を省略したもの。大浜街道を正確にたどっていませんのでご了承ください。便宜上、スタートを名鉄「鳴海」駅とします。 ナゴヤランナーにはおなじみの「大高緑地」を左手にみつつ、しばらくJR東海道本線と並走するように南下。

約6kmで共和、約9kmで大府に到達。 さらに南下し、緒川駅手前あたり(緒川北交差点)で東に進路を取り、境川・緒川・逢妻川を一気に渡って刈谷市へと入ります。 疲れが出てくる17.5km地点あたりの町が、人形づくりで有名な吉浜。ここには“人形のテーマパーク”と称される「紫峰人形美術館」があります。入館無料なので休憩がわりに見学するのもいいでしょう。

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吉浜から1.5kmほど進んだまちが、三洲瓦の産地として名高い高浜。「やきものの里かわら美術館」や「鬼の道」(散策路)にはぜひ立ち寄りたいところ。

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高浜を過ぎると大浜街道もいよいよ終盤。碧南のまちに入ってくると、九重みりん横の黒壁の小径や「西方寺太鼓堂」など、風情あふれる景観を横目に見ながら走ることができます。

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とくに終点に近い「港橋北」交差点付近には歴史的な建物や町並みが残されており、街道ランのゴールにふさわしい風景が広がります。

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最終地点は港大浜橋付近(全長約27km)。そのまま「碧南市臨海公園」でゆっくりするのがおすすめ。あまり知られていませんが、園内の碧南海浜水族館のレストランにはビールが置いてあります。大浜街道ランのシメもやっぱりビール!・・・結局、こうなってしまいます。