「RunU Presents トレイルランニングクリニック」の第1日目、「中・上級者」クラスに参加してきました。ひとくちに中・上級といっても30人近くいればレベルはさまざま。そこで「速い」「普通」「ゆっくり」の3グループに分かれることになりました。
私は久々のトレイルで少々ビビっておりましたが、見栄をはって「普通」チームを選択。鏑木さんの熱いお話しのあと、いよいよ実地講習へと移りました。
まずは宝ヶ池公園内を抜け、住宅街のロードを全員でジョグ。3kmを過ぎた辺りでようやく「梅谷登り口」に到達。
勾配もさらに角度を増し、いよいよ本格的なトレイルへと入っていきます。
ちょっと開けたところで全グループが集合し、鏑木さんによる「上り方」講習が始まりました。
ここで講習の内容を詳細に解説するのはネタばらしになってしまいますので核心には触れません。印象に残ったことをかいつまんでお届けします。
まず、上りでありがちなのが、疲れてくるとついつい「がに股」ぎみで走って(歩いて)しまうこと。 脚を開いて前に進む運動はすなわち、前の筋肉(とくに大腿四頭筋)を酷使することにつながり、後半、いわゆる「脚が終わった」状態に陥りやすくなります。
つまり上りのポイントは、いかに「前の筋肉を温存して、後ろの筋肉(お尻とか)を使う」かということ。では、どうすれば「後ろの筋肉を使って」走る(歩く)ことができるのでしょうか。 鏑木さんのアドバイスどおりに走ってみたら「あら不思議!」。しっかりお尻の筋肉に刺激が伝わり、「後ろの筋肉使ってる感」が如実にあらわれました。
そのアドバスとはどのようなものだったのかは、鏑木さんの書籍を購入するか、今後開催予定のトレランイベントに参加してお確かめください。 他にもさまざまなケースを想定した「上り方」のレクチャーが続きました。その後、比叡山の山頂までひたすら上りが続きます。とはいえ、勾配が比較的ゆるやかだったため、なんとかついていくことができました。
鏑木さんは3グループの間を行った来たり。たいへんです。
2時間ほど経過した頃、大きく眺望が開けた広場へ。ここで参加者全員で記念撮影し、さらに比叡山山頂をめざしました。
広場から山頂へは10分ほどで到達。琵琶湖の美しい眺望が眼下に広がります。
ここでちょっと長めの休憩。補給食を摂りながら、参加者どうしペーサーの方々もまじえて交流を深めました。
まだルートの半分もきていませんが、ここからとてつもなく長い(そう感じました)下りが始まります。「やったー!あとは下るだけだ」と高を括っていた自分に大きな試練が待ち受けていようとは、このときは想像もつきませんでした。 ※vol.3<下り>篇にづづく。