「Running United」主催、ゴールドウイン(C3fit、TNF)サポートで開催された鏑木毅さんによるトレイルランニングクリニック。レポート最終回の今日は、疲労困憊の状態で挑んだ「大文字山」篇です。
比叡山山頂からの下りを実力以上のスピードで駆け下りた影響で脚を使い果たし、膝がガクガク震えるほどの状態に。それでもなんとか転倒することなく下山。住宅地へと下りてきました。
しかしホッとするのもつかの間、さらにもう一つの山が待ち受けていました。「大文字の送り火」で有名な大文字山です。
リタイアという言葉も頭をよぎりましたが、地元の参加者の「上からの眺望が素晴らしいですよ」という言葉に勇気づけられ、前に進むことに。 銀閣寺周辺の脇道を抜けると、すぐに大文字山山頂へ至る散策ルートに入りました。まずは送り火が行われる「火床」をめざします。
林道を進みほどなくして現れたのがこの階段。とにかく長くてうんざりしましたが、大文字山を毎日登っているという地元のおじいちゃん(87才)に元気をいただき、大文字山の中腹にある火床に到達しました。
そこには京都市街を一望のもとに見渡す見事な光景が!この「眺望」というご褒美があるから、トレランはキツくてもやめられません。
休憩のあと、さらに上りが続きました。やがて山頂に到達し、南禅寺付近のゴールまで一気に下ります。
一歩一歩のふんばりが効かず、グループの皆さんに遅れをとりながらなんとか下山を果たしてゴール。レースでもないのにとても大きな達成感に包まれました。
全員のゴールを見届けた後、鏑木さんの挨拶で締めくくり。振り返ってみれば、たいへん有意義で楽しいひとときでした。
今回は久々のトレイルをぶっつけ本番で走ったため脚がボロボロになりましたが、次回こうした機会があれば、しっかり準備をしてのぞみたいと思います。