養老山地の南端に位置する多度山を走ってきました。最寄り駅(養老鉄道多度駅)まで名古屋から約40分とアクセスの良さもあり、ナゴヤランナーのガチ練ポイントとして人気があります。
多度山のランナー人気の大きな理由。それは標高403mと気軽に登れる点はもちろん、ロードにもトレイルにも対応するハイブリッドな練習環境を提供してくれる点にあります。
山頂への登山道は、「眺望満喫コース(4,520m)」「健脚コース(1,680m)」「瀬音の森コース(6,460m)」の3本。本日はこのうち、ロードランナーに適した眺望満喫コースを紹介します。
なぜこのコースがロードランナーにおすすめかというと、山頂までほぼ100%舗装道路が続くから。
ウルトラマラソンや起伏のあるマラソン大会への出場を予定しているランナーにとって絶好の脚作り&練習コースといえるでしょう。不整地部分がないためケガのリスクも低くて済ます。
多度山眺望満喫コースの登山口は多度駅から北へ600mほど。大きな看板が立っているのでわかりやすいです。
登山口から500mほど先に駐車場があるため序盤はクルマに注意が必要ですが、それ以降はクルマの往来はほぼありません。しかしたまにマナー違反のロードバイクがけっこうなスピードで下ってくるため気をつけましょう。
途中、何箇所か見晴らし台とベンチがあるので、とくに暑い季節は休憩しながら走りましょう。山頂までの距離表示も充実しています。
頂上一帯は「多度山山上公園」として整備されており、ここからの美しい眺望は練習の疲れを忘れさせてくれます。
木曽三川はもちろん、名古屋駅周辺の超高層ビル群も。濃尾平野がいかに平らかよくわかります。
帰りはもと来た道を下るのもいいですし、トレイルの健脚コースか瀬音の森コースを利用するのもいいでしょう。
ただし健脚コースは距離が短いぶん勾配が急で石がゴロゴロしており、ランには不向き。トレイルランしたいなら瀬音の森コースをメインに走ることをおすすめします。ただし一般のハイカー優先であることはいうまでもありません。
多度山でのガチ練後は、日帰り天然温泉「神馬の湯」がおすすめです。2021年オープンと比較的新しい施設のため、館内はとてもきれい。多度駅までわずか600mほどのロケーションも高ポイントです。