孤独なランナー向き都会派実践スピード練習。

今日から11月。レースシーズンを迎え、より実戦を意識したトレーニングの必要性を感じている方も多いのではないでしょうか。しかしスピード系トレーニング、たとえば単独でキツ目のペースを維持し続けるのはよほどの精神力がないと無理でしょう。

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練習パートナー(ペーサー)になってくれる人がいればがんばれそうですが、自分の都合のいいときだけ頼むわけにもいきません。

そんなとき、何の気兼ねもなく、いつでも練習相手になってくれる存在があります。

それはズバリ「市バス」。バスを競争相手に見立て、引っ張ってもらうのです。

できれば曲がり角の少ない幹線道路で、歩道が広い路線がいいでしょう。私が試したのは千種区の某バス停から名古屋駅までの約10kmの区間

バス停の間隔は300~400メートル前後と短め。クルマの交通量も多いのでじゅうぶん勝算はあります。

先日、さっそく試してみました。バスの発進に合わせてこちらもスタート。いきなりぶっちぎられました。しかしすぐに次のバス停で停車中のバスを捉え、追い抜くことに成功。なんだか気持ちいい。

乗客を乗り降りさせているバスを尻目に200mほど先行。しかし後ろからゴォォォっとバスが迫ってきてあっという間に抜かれ、またもや引き離されました。

懸命に追走して次のバス停で追いつき、また抜かれ、追いつき、抜かれ、追いつき・・・こんなことを淡々と繰り返すこと40分。気づけばスタートから一定のハイペースを維持できていました。

しかし、さすがにバスはバスです。やがてじわじわと引き離され、完全に見失い追いつけなくなりました。

孤独ランナーの都会派実践トレーニング「市バス走」。バスを追い上げ、抜き去るときの快感はたまりません。いかがでしょうか。 ※歩道を走る際は歩行者にじゅうぶん注意し、交通法規を遵守してください。