普段からスタスタ習慣を身につけて基礎体力アップ。
ゆっくり歩くのが苦手です。せっかちな性格ゆえ、ついつい早歩きになってしまいます。それもランニングを始めるずっと以前から、真冬でも汗をかくほどのスピードでスタスタスタスタ歩いていました。まちを歩いていて誰かに抜かれた記憶がありません。
まったく運動していない状態からランニングを始める場合、いずれのランニング指南本を見ても「まずはウォーキングから」というアドバイスが載っています。
しかしわざわざウォーキングの時間を設けなくても、日常の歩行スピードを上げればじゅうぶん基礎トレーニングになるでしょう。
かくいう私がそうでした。ランニングを始めるずっと以前から早歩き癖がありましたので、まったく運動していない状態からでもスムーズにランニング習慣を身につけることができました。
公益財団法人長寿科学振興財団によると、『「早歩き」は筋肉にも適度な刺激を与え、加齢による筋力低下を予防する効果があります。大腿四頭筋(ももの前側)、大臀筋(おしり)、ハムストリング(ももの裏側)、下腿三頭筋(ふくらはぎ)が早歩きで使われる主な筋肉です。 また、つま先を上げ、かかとから着地するために普段あまり使われない前脛骨筋(すね)も使われます』とのこと。
まさにランナーにとって、気軽に取り組める最高の基礎トレーニングではないでしょうか。日常の歩行スピードを上げて早歩き習慣を身につけるという意味であり、けっして能動的に“わざわざ”行うウォーキングではないところがポイント。
出勤時にスタスタスタスタ、オフィスの中でスタスタスタスタ、お昼休みもスタスタスタスタ、歩くときはいつでもどこでもスタスタスタスタスタスタタタ・・・。
普段ゆっくり歩くなんて、貴重な筋力・心肺能力アップの機会を放棄しているに等しくじつにもったいない。今日からあなたもメリットづくしの早歩き習慣を身につけてみませんか。