今川義元が織田信長に討たれた桶狭間の地。その古戦場近くに、東海道の宿場町として栄えた「有松」のまちが広がっています。江戸情緒あふれる旧い 町並みが往時のまま残されており、歴史好きにはたまらないタイムスリップランが楽しめます。
国道1号線の北側に並走するように通っている旧東海道。そこには有形文化財を含む多くの歴史的な建物が軒を連ねており、名古屋市から「有松町並み 保存地区」の指定を受けています。
道路はさすがにアスファルトですが、沿道の建物は江戸時代そのまま。ふだんの街ランとはまったく異なる雰囲気につつまれながらランニングを楽しむことができます。
ただし、歩道がなく交通量も多いので、クルマや歩行者にじゅうぶん注意する必要があります。旧い町並みを見学しながらゆっくりジョグするのがおすすめ。
旧家を改装したパン屋さんや雑貨店などに立ち寄りながら走るのもまた、みちくさランニングの醍醐味が味わえて楽しいでしょう。 ちょっと脇へそれると静かな雰囲気の「有松天満社」も。
旧い町並みが残るエリアはそれほど広くないので走っているとすぐに終わってしまいます。1kmほど先にある「大高緑地」をメインに、息抜きがわり の散策ランという位置づけで訪れると、よりランニングライフをが充実するでしょう。 以前紹介した「大将ヶ根緑地」も至近です。