皇居の外周道路は「日本一メジャーなランニングコース」といっても過言ではない。連日、大会でもないのに多くのランナーが走っているという。実際に訪れたことはないが、一度は走ってみたいコースの一つだ。
そんな市民ランナーの“聖地”ともいえる皇居近くに、「ランナーズステーション」なる施設が明日(10/2)オープンする。略してランステ。いったいどのような施設なのだろうか。
場所は東京メトロ「九段下」駅から徒歩2分、皇居まで500メートルというロケーション。主な施設はロッカーとシャワー。つまり、OLやビジネスマンが就業後にランニングできるよう、着替えスペースとシャワーを提供してくれる施設だ。
ひらたくいえば、“おしゃれに演出した貸シャワールーム”というところか。 料金はレギュラー会員が月額2,000円、大きなロッカー付き会員が7,000円、小さなロッカー付き会員が3,600円。
まあ、こんなものなのかな。と、思ったら、ひと月たったの4回しか利用できないらしい。会員にならなくてもビジター料金700円で誰でも利用できるというから、「混雑を避けるために利用制限を設けている」とはいえない(月額会員は5回目以降、1回500円で利用可)。
会社帰りに気軽にランニングできる環境を整えてくれる、ランナーにはうれしい施設だが、月に4回しか利用できないというのはいかがなものか。
ロッカーのみ契約制にして、利用(着替え、シャワー)は「回数券」にしたほうがよっぽど利用しやすいと思うがどうだろう。現状(4回の利用制限)では月額会員とはいえ、回数券制とあまり変わらない気がする。
今後はイベントやランニング教室などで付加価値をつけ、「ランナーズステーション」の名に恥じない、市民ランナーに愛される施設に成長してほしい。いつか東京に出かけたおりには使わせていただきます。