会場や沿道にジャズのサウンドが流れる日本初のミュージックマラソン、「和歌浦ベイマラソンwithジャズ」。第15回目となる今大会、ハーフの部を実走取材してきました。
ハーフの部のスタート会場は和歌山港。コースは和歌山マリーナシティのゴールをめざして走る爽快シーサイドコースです。
全部門のエントリー者数は12,533人。全国40都道府県からランナーが集まりました。そのうちハーフの部はもっとも多い4,625人(エントリー)。 スタートは9:30。じっとしていると肌寒さを感じるぐらいで、ハーフマラソンを走るにはちょうどよい気候条件でした。
序盤は和歌山港湾内をぐるぐる。さすがに沿道の応援は少なめでしたが、ボランティアの方々から声援をいただき、気持ちよく走ることができました。
美しいランガー橋、水軒大橋を渡ると沿道の景色が一変。コース上で唯一といえる難所、浪早崎に向かう上りがおよそ2km続きます。
高度を上げるにしたがい眼下に和歌浦湾が広がっていき、その絶景は息苦しさをしばし忘れされてくれました。
地元の方々の応援も増え、苦しい局面でタイムリーに現れるジャズライブも大きな力になりました。
上りきったら今度は下るだけ。重力に任せて一気に駆け下る爽快感は格別でした。
下った先は片男波海水浴場沿いの道。ジャズのリズムに包まれながら走るシーサイドランは和歌浦ジャズマラソンならではのぜいたく。
終盤、やがて目の前に見えてくる大きな橋、サンブリッジを渡ればフィニッシュがある和歌山マリーナシティに入ります。さあラストスパート!と思いきや・・・
このサンブリッジ、なかなかの急勾配でさすがにスローダウン。それでもなんとか渡りきり、リトート感あふれるマリーナシティ内の特設コースへ。
コース脇には観光客を中心としたギャラリーがたくさん。なんだかパレードの出演者になったような楽しい気分が味わえました。
ゴール後はマリーナシティ内の黒潮温泉へ。海を眺める露天風呂で汗を流し、和歌山の新鮮な魚介類を使った料理でカンパイ。
アフターランのお楽しみも充実の「和歌浦ベイマラソンwithジャズ」。とくにグループやご家族で参加するとより楽しめると思います。