2008「第30回記念 読売犬山ハーフマラソン」。

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第30回「読売 犬山ハーフマラソン」を体験取材してきました。 

当日は前夜から気温が低下し、犬山のまちにはうっすらと雪が積もっていました。会場もご覧のとおり雪化粧。

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コース上も凍結している箇所がいくつかあり、一時は開催自体が危ぶまれたようです。太陽が顔をのぞかせていたので、中止になるのはなんとももったいない状況でした。とりあえず正式発表までショップやイベントブースでヒマをつぶします。

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第30回という記念大会のため、主催者側も中止にはしたくなかったでしょう。ほどなく、「コースの安全点検のためスタートを30分遅らせて開催する」とのアナウンスが。 マラソン大会でスタート時間を遅らせるのはそう簡単なことではありません。

 

なぜなら交通規制も30分伸ばすということですので、警察が「No」といえばNoなわけです。しかし結局、交渉が成立したのかコースの短縮・変更もなく通常どおりの開催となりました。 読売犬山ハーフマラソンは、愛知県で開催されるロードレース(名古屋国際女子をのぞく)としては「名古屋ハーフマラソン・シティマラソン」に次ぐ規模の大会です。たぶん。

 

毎回、その年の箱根駅伝を走った学生や実業団の選手が数多くエントリーすることでも知られています。 今回の有名どころとしては、昨秋の東京国際女子マラソンで第4位(2006年は2位)に入った尾崎朱美選手(セカンドウインドAC)がエントリー。尾崎選手は結局、一般男子の1位よりも速いタイムで貫禄勝ちを収めました。

 

さて、そんな「硬派」な犬山ハーフ。仮装ランナーもほとんど見かけないため、自己記録をめざすランナーにとっては走りに集中できるベストな大会の一つといえるでしょう。 ゲストランナーは有森裕子さん。10kmの部に参加するそうです。

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レースはまず「10kmの部」、その10分後に「公認ハーフの部」、そのまた5分後に「一般ハーフの部」がスタートするという3部構成。 当日は太陽が出ていたものの、まさに痛みを感じるほどの寒さでした。

 

服装は迷わず長袖シャツにロングタイツをセレクト。 スタートまでの待機時間には、みんなぴょんぴょん飛び跳ねたりその場で足踏みしたりと、寒さを紛らわすのに必死です。これほど号砲を待ちこがれたのは初めてかもしれません。

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コースは国宝・犬山城をあおぐ城下町および木曽川沿い(河川敷ではない)の、風光明媚な景色が楽しめるルート。 縁石に蹴つまづいて流血という屈辱を味わった前回のトラウマが残っていたのか、スタートからしばらくは道路状況ばかりが気になり、前を向いて走ることができませんでした。

 

前週の東京マラソンによる疲労から完全に復活していると思いこんでいましたが、いざ走ってみると6~7キロ地点で早くもふくらはぎにピクピクとかる~い痙攣が。 おまけに右足底からくるぶしにかけて、時折ズキンと痛みが走ります。やはりフルマラソンによるダメージは、想像以上に根深いものがあったようです。

 

それでもなんとか騙し騙し走り続け、完走することができました。フィニッシュ後にはくるぶしの痛みが尋常ではなくなり、右足をひきずって歩かざるをえない状態に。 フルマラソンハーフマラソンのレースに2週続けて出場することは、まだ私には早いということがよくわかりました。といいつつ、来週も「いわくら五条川ラソン(10km)」が控えているのですが・・・。現在の足の状態からして、出場は微妙かも。

 

<大会講評>

競技志向の強い硬派な大会。仮装ランナーがほとんど出現しないので、レース中に集中力を削がれることがない。部門は「10km」「公認ハーフ」「一般ハーフ」の3つ。ゲストランナーあり(今回は有森裕子さんと君原健二さん)。毎年、全国から実力派ランナーが集まる。

 

折り返しの走路が長いので、トップ集団の走りを間近で見られる楽しみも。給水は3箇所(ハーフ)、ただし水のみ。距離表示は1kmごとのはずだが、前半はほとんど気づかなかった(表示看板の位置が低い?)。 多少のアップダウンはあるものの、フラットなコースといって差し支えない。

 

ランニンググッズや食べ物屋さんの出店があり、けっこうにぎやか。ナンバーカードは前面・背面の2枚。計時はRTタグ。5kmごとのスプリットとネットタイム計測あり。GTMailsサービスあり。オールスポーツ参加。お楽しみ抽選会あり。参加賞はTシャツ。スポーツマッサージや鍼灸の無料サービスあり。TV中継あり(東海ローカル・後日録画放送)。

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goalmae02.jpg 選手の皆さん、ボランティアの皆さん、お疲れさまでした。