2009「読売犬山ハーフマラソン」。

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第31回「読売犬山ハーフマラソン」を実走取材してきました。3年連続3度目の出場です。

会場(発着点)は例年どおり「名証犬山総合運動場」。コースは犬山郊外と木曽川堤防道路を走る日本陸連公認コース。過去最高となる7275人がエントリーしました(出走は6339人)。 スタートの90分前に会場到着。すでに多くの人でにぎわっていました。急いで敷物を広げ、自分の陣地を確保します。

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メイン会場から500メートルぐらい離れた犬山体育館も選手の控え室・荷物置き場として開放されています。ここは国宝・犬山城の入り口にあたり、食べ物屋台も並んでいて風情豊か。

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この大会、一般向けの種目はハーフマラソンの部と10キロの部の二つ。ハーフは19歳以上、10キロは高校生以上の“大人”しか出場できません。地元小中学生の“かさあげ”無しにこの参加人数ですから、市民ランナーにかなりの支持を受けている大会であることがわかります。

 

同じ愛知県内の大会で2万人を集める名古屋シティマラソンと比較しても、ハーフマラソンの部に限ってみればエントリー数はむしろ犬山のほうが多いぐらい。ランナーズ誌の人気100選にも選ばれるなど(名古屋シティは落選)、もはや「愛知県のマラソン大会の代表格」として認識され始めています(国際レース除く)。

 

前置きが長くなりました。今大会のゲストランナーは中山竹通さんとマーラ・ヤナウチ選手。マーラ選手は6位入賞を果たした昨年の北京五輪の走りが記憶に新しいところ。中山さんは10キロ、マーラ選手はハーフを走ります。中京テレビの女子アナ3名も番組がらみで参加しました。

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私が出場したのはメイン種目でもあるハーフマラソン。10キロの部のスタートを見送った後、すみやかにナンバー順に整列して公道上のスタートブロックへと誘導されます。この誘導がいい加減で、後ろのブロックの人たちが大挙して前方に流れ込むなどぐちゃぐちゃになってしまったのが残念でした。

 

スタートブロックの私の位置はわりと前の方だったんですが、それでも号砲が鳴ってからスタートラインまで約1分を要しました。もっとも、ここで慌てても無駄なエネルギーを使うだけ。ウォーミングアップのつもりで流れに任せます。

 

犬山ハーフのコースは大きく、前半の市街地と後半の堤防道路に分けられます。市街地では地元の方の応援もあって気持ちよく走ることができますが、後半の堤防道路はやや景色も単調になります。この終盤のもっともキツい局面に心が折れることなくいかにペースを維持できるかが、犬山ハーフ攻略のポイントではないでしょうか。

 

かなり長い折り返しの対面ルートが前半と後半で2箇所あるため、トップ選手の走りを間近で見られるのも大きな楽しみの一つです。今年は気温が比較的高かったことも影響したのでしょうか、脱水らしき症状で止まっている人、ぶっ倒れている人を3人ほど見かけました。 目標タイム1時間29分59秒でのぞみましたが、結果はそれよりも2分ほど遅いフィニッシュでした。それでもほぼイーブンで走りきることができましたので満足しています。

 

<大会講評>

駐車場あり。最寄り鉄道駅(名鉄・犬山遊園)から徒歩5分ぐらい。コースは犬山市街地(中心街からは外れている)と木曽川の堤防道路。計時はトルソータグ(昨年まではRCチップでした)。距離表示は変則的。エイドは水だけ。

 

参加賞はTシャツ、スポーツドリンク。お汁粉サービスあり(数が少ない)。マッサージサービスあり。トイレは増設していたものの、まったく足りていなかった。ランニングショップあり(ROMとウインドアップ)。オールスポーツ参加。後日TV放送あり(中京テレビ/東海ローカル)。