大会当日の朝、起床後まっさきにスマホのPCR検査結果ページを開くと、そこには「陰性」の文字が。これでようやく正式に出場決定です。さっそく準備してスタート会場へと向かいました。
会場に入る際も新型コロナ対応&テロ対策で厳戒態勢。まずゲートの入り口でスタッフにゼッケンチェックを受けて先へ進みます。
次は検温。ここで37.5℃以上あったらUターンなので、それなりに緊張しました。受付時にロックした健康管理アプリ画面も提示します。
検温をクリアしたら荷物チェック。こちらでは「(持ち込み不可の)飲み物は入っていませんか?」と聞かれただけで、バックパックの中身を見せることはありませんでした。 そして空港の保安検査場にあるような金属探知ゲートをくぐり・・・
計測チップの動作チェックを経て・・・
晴れて会場内に入ることができました。
会場に到着したのはスタート2時間ぐらい前。ちょっと早すぎたかと思いきや、すでに多くの選手がストレッチをしたりジョギングしたり。ブロックごとにゲートが分かれ、待機場所も分散していたせいかスタートまでの時間を快適に過ごすことができました。
屋根下スペースも広さ十分。雨天でも濡れずに待機できたでしょう。
ペットボトル飲料が持ち込めないかわりにドリンクコーナーが充実しており不便は感じませんでした。
待機エリアではとくにアトラクション的なものはなし。唯一、大きなモニターに過去の競技風景が映し出されていました。
今回定員が半分ほどに絞られ、さらに65才以上の方や基礎疾患を抱えた方への出場自粛要請があったため、実際は19,000人ほどの参加となったようです。 通常なら荷物を預けた時点でスイッチが入り気持ちも切り替わるのですが、今回の東京マラソン2021は感染拡大防止の観点から荷物預けがありません。 バックパックを担いた選手が多いのも、まるでトレラン大会のようで不思議な光景でした。
ゆったりしすぎていたらスターティングブロックへの入場締め切り時間が迫り、慌てて上着とパンツをバックパックに押し込み選手の列へ。12年ぶり3回目の東京マラソンの号砲を待ちました。
●次回は「レース篇」をお届けします。