東京マラソン2008レポート1「スタート」編

tyokugo003.jpg

さる2月17日に開催された東京マラソン2008。そのレポートを「スタート」編「レース」編「フィニッシュ」編「EXPO」編の4回に分けてお届けします。 

東京マラソンのスタート地点は東京都庁の真ん前の道路ですが、8時からの「スタート地点への整列開始」まで一切入ることができません。それまで選手はどうしているかというと、都庁の裏手にあたる道路を封鎖して整えられた荷物預け&待機会場で過ごします。 下の写真は朝7時の様子。まだ人影もまばらで、トイレも入り放題。

tyokugo_toile.jpg

 

荷物預けのトラックにはまだ一つも荷物が載っていません。ボランティアの皆さんも手持ちぶさたな様子です。

tyokugo_track.jpg

 

会場の一角に「ミールサービス」コーナーがあったので行ってみました。ここではバナナ、スポーツドリンク、パン、スープ、SOYJOYがいただけます。やはり寒い朝、スープが大人気で長蛇の列ができていました。

meal_pan.jpg

meal_banana.jpg

meal_soup.jpg

 

そうこうしているうちに、かなり人が増えてきました。

kaijou_hitozouka.jpg

 

各社TVクルーもあちこちで取材を開始しています。

kaijou_tv.jpg

 

下の写真で白いフェンスが見えると思いますが、フェンスの外にいるのは選手ではなくギャラリーの方々です。歩道橋の上にもぎっしり。選手以外は会場(フェンス)の中に入ることができないのです。

fence_kankyaku.jpg

 

私は7時50分ぐらいに荷物を預けました。預けた荷物はトラックでフィニッシュ地点の東京ビッグサイトまで運ばれ、フィニッシュ後に受け取ることができます。さて、荷物を預けるということは防寒具も預けるということです。

 

つまり寒風の中、スタートまでの1時間以上を半袖・短パンで過ごさなければならないということに他なりません。 レースの服装をどうするかは悩みに悩みました。気温が氷点下の場合は否応なく長袖&ロングタイツと決めていたのですが、当日は太陽も出ていましたし、気温も2~3℃ありました。

 

できればレース中に暑さを感じる展開は避けたかったので、半袖Tシャツの上にランシャツ、下はハーフタイツという出で立ちで臨むことに決定しました。 やがて8時ちょうど、いよいよ「スタート地点への整列開始」です。スタートブロックは事前に自己申告した予想タイムによってA~Jの10ブロックに分けられます。

 

私はなぜかBブロック。Aブロックは陸連登録者(速い人という意味ではない)ですから、一般ランナーでは事実上いちばん前のブロックということになります。 事前申告予想タイムは多少「希望」も含めた数字を記入しましたが、けっしてデタラメなタイムを書いたつもりはありません。

 

それにしても“一番前”のBブロックになるとは予想外でした・・・ちょっとプレッシャーがかかります。 スタート地点は待機会場から階段で上がっていきます。その登り口も厳密に決められており、係員の方が一人ひとりのナンバーカードをチェックします。

block_iriguchi.jpg

 

階段を上り・・・

bolock_kaidan.jpg

 

都庁の真下の道を通り・・・

bulock_sutart.jpg

 

スタート地点へ!

start_1jikanmae.jpg

 

しかし、まだ人は少なめ。それもそのはず。この時点でスタートの1時間も前なのですから。結局このあと、トイレに行ったりストレッチをしたり、一ヵ所にとどまっていることはありませんでした。 荻原次晴さんも走るようです。TVカメラを引き連れていました。

start_tv_syuzai.jpg

 

ちなみにBブロックからスタートラインまでの距離感はこんな感じ。

start_titen_1jikanmmae.jpg

 

8時45分、いよいよスタート地点への整列が締め切られました。これ以降、スタートブロックに入ることはできません。遅れた人は最後尾の後ろからのスタートとなります。もう、前も後ろもぎっしり。3万3千人の期待と高揚感がビシビシ伝わってきます。

start_mitsudokoku.jpg

start_ushiro002.jpg

 

8:54分、スタートセレモニー。9:05分、車いすの部スタート。そして9:10分、ついに待ちに待った東京マラソン2008のスタートです。紙吹雪が舞う中、42.195km先のフィニッシュに向かって第1歩を踏み出しました。

start_syunkan_tokyo.jpg

東京マラソン出場を逃した12万人もの市民ランナーの方々に失礼のないよう、「ぜったいに歩かない」と心に誓って。