今年も残念な光景が…おもてなしに泥を塗るランナー。

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快晴の空のもと、1万人が秋の揖斐路を駆け抜けたいびがわマラソン。一方、主催者の事前の呼びかけにもかかわらず、相変わらずマナー違反の参加者が後を絶たなかったようです。

いびがわマラソンでは、あることが原因で会場周辺の皆さんから毎年多くの苦情が寄せられるといいます。その原因とは会場周辺への「路上駐車」。主催者は事前に配布資料とネットを通して次のように呼びかけていました。

◆会場周辺の路駐が、大きな問題に。 会場周辺の道路にとめたり、近隣の方の宅地内に駐車したりすることは、許されません。けれど、駐車場以外に、当たり前のように置かれる方がいて苦情が多く入っています。 少数の心無いランナーの行為で、町の皆さんの想いが閉ざされることがないよう、マナーを 守って参加しましょう。ランナーズブックより)

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市民ランナーの常識からいうと、大規模なマラソン大会の会場にクルマで乗り付けるなどあり得ないこと。ましてや渋滞の原因になるため「送迎も禁止」と事前告知している大会です。 今年はさすがにいないだろうと思い会場脇の道路を見てみると・・・残念なことに迷惑駐車車両がズラリ。

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ほとんどの車内にランナーがいましたので、いびがわマラソンの参加者とみてほぼ間違いないでしょう。この光景を見たとき、驚くと同時に情けない気持ちでいっぱいになりました。

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揖斐川町ではマラソン自体を教育の素材として採用するなど、心底マラソン文化が根付いている地域です。マラソン大会でほぼ1日道路が閉ざされるにもかかわらず、笑顔と声援で迎えてくれる地域の皆さん。 迷惑駐車は、この善意を踏みにじることと同じ。物理的な迷惑はもちろん、心情的にも近隣の方々を傷つける悪質な行為です。

大会事務局の方に伺ったところ、会場周辺のお店やアパートの駐車場にまでクルマを停める参加者がいたとか・・・。 心あたりのある方は、地元の方々がどれだけ迷惑しているかよく噛みしめていただきたいと思います。