最悪通報される!? ランナー同士の会話にご用心。
ランナー同士の何気ない会話も、ランナーではない人が聞けば理解不能なケースもあるようです。単に言葉の意味がわからないだけならまだしも、とんでもない誤解を受けることも・・・。
先日、取引先(非ランナーAさん)の方と話していたときのこと。仕事の打ち合わせが済み、雑談モードに入りました。すると突然声のトーンを落として私にこう言ったのです。「そういえばこの前、やばい話を聞いちゃったんです」と。
Aさんいわく・・・日曜日に小学生のお子さんを連れて、とあるベーカリーカフェに入ったそうです。
そのとき、お店にランニングウェア姿の40~50代ぐらいの女性4人組が入ってきて、Aさんたちの隣に座りました。
狭い店なので女性たちのおしゃべりが聞くともなしに聞こえてきます。それ自体はとくに気にならなかったそうですが、女性ランナーグループのうちの1人が発した「きのう久しぶりにLSDやってさー」という言葉に耳を疑ったそうです。
ランナーの方なら、LSDといえば「Long Slow Distance」の略であることは誰でも知っているでしょう。しかしAさんはランニングとは無縁の人。LSDと聞いてあっちのほうを連想してしまったのは、冷静に考えてみれば当たり前のこと。
女性グループはその後、「(LSDは)効くよね」とか「こんど娘も誘ってみようかな」など、“アブナイ話”を堂々と続けていたそうです。
LSD話で盛り上がる女性グループとは裏腹に、Aさんはついにいたたまれなくなり店から出ました。
「ああいう主婦って本当にいるんですね。なんだかあっけらかんと話していたので、今でもじつはショックなんです・・・」と真顔で訴えるAさん。
その後、Aさんのとんでもない誤解を解くべくLSDの意味を説明したところ、ようやく理解してくれました。
わたしたちランナーにとって当たり前のことが、世間一般に通用するとは限らないことを改めて思い知らされた出来事でした。みなさんも通報されないよう気をつけましょう!