マラソン大会でショートカットして優勝。一体なぜ?

12月に開催された「第27回所沢シティマラソン大会」で、替え玉出走やコースショートカットなどの不正が相次いだ模様。ぜったいダメですが、替え玉出走はよく聞くケース。驚いたのは・・・ short_cut.jpg 今回とくに驚いたのはコースをショートカットして部門優勝しちゃった人。この第一報に触れたとき、「けしからん」というより「え!?どうして?」という疑問しかわきませんでした。 各社報道によると、ハーフマラソン男子60歳以上の部で優勝した人が、じつはコースを約7kmショートカットしていたことが発覚。当初本人は否定したものの、やがて不正を認めたとのこと。 どうやらコースをロストしたのではなく、意図的にショートカットしていたようです。 『優勝者男性のタイムがおかしいと指摘があった。調べたところ、前半約10キロは約55分、後半約11キロは約34分の記録だった』(東京新聞)といいます。 ぽっと出のにわかランナーが軽い気持ちで「やっちゃった」のかなと思いきや、60歳以上で「10km55分」のタイムを出せるということは、そこそこ走れる“本物の”市民ランナーであることがわかります。 なぜショートカットしてしまったのか。いくら考えても理解に苦しみます。というのも・・・ 多くの市民ランナーはご理解いただけると思いますが、レース出場の最大の楽しみといえばビール・・・ではなく、「苦しみの先に訪れるフィニッシュの瞬間」ではないでしょうか。 あの何物にも代えがたい歓喜の瞬間がなければ、誰が好き好んで高いエントリーフィーを払ってまでレースに参戦するでしょうか。 こうした点から見ると、今回のショートカットおじさんは自らフィニッシュの歓喜を偽りで汚し、マラソン大会「最大の楽しみ」を放棄したわけです。その“見返り”はいったい何だったのでしょうか。 ショートカットの理由をぜひこのおじさんに聞いてみたい。「同じチームのあいつにだけは負けたくなかった…」「優勝するよと孫に約束していた…」「妻に負けそうになり男の沽券に関わると思って…」・・・色々と想像するものの、やはり理解できない今回のショートカット騒動でした。