マラソンフェスティバル ナゴヤ・愛知 vol.2「レース」篇。

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名古屋シティマラソン2012を実走取材してきました。従来コースよりも単調になった新生・名古屋シティ。それだけ記録が狙いやすくなったともいえる今回もまた、いつもどおり全力でのぞみました。 

当日はナゴヤドームのスタンドが待機場所として開放されると聞いていたのですが(プログラムへの記載は無し)、いざ行ってみると「ランナーは入れません」とのこと・・・。あれれ? ということで、荷物を預けた後は薄着でひたすら2時間弱耐え忍ぶことに。仕方なくトイレの大行列に並びながら、名古屋ウィメンズマラソンのスタートを見届けました。

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コースは全体的に幅が広くて走りやすいものの、スタート地点だけ道幅が狭くて15,000人規模のスケール感が出ていなかったのはちょっと残念。

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スタートライン付近にはドアラやイケメンも。スタート直前には、体調不良で急遽10kmの部に種目変更した長谷川理恵さんが登場して華を添えました。

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ゲートはウィメンズマラソンの使い回しかと思いきや、しっかり「NAGOYA CITY MARATHON」バージョンに変えられていました。

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そして、司会者のカウントダウンに続き、予定どおり10時10分に河村市長によって号砲が撃ち鳴らされました。地鳴りのような野太い雄叫びともに、総勢15,000人が瑞穂競技場(10km)と白川公園(ハーフ)のフィニッシュめざして飛び出していきます。

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スタートしてすぐに「萱場」と「古出来町」、二つの交差点を曲がり、あとは名古屋郊外の道をひたすら直進するのみ。

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「堀田」の折り返しまでは長〜い下り。後先考えず、爽快さ優先でぶんぶん飛ばしました。今池を過ぎた頃からでしょうか、対向車線にはウィメンズマラソンのエリート組に続き、一般参加の女性ランナーがポツポツ目立つように。

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ボランティアのみなさん、お疲れさまです。こうして気持ちよく走れるのもあなたがたのおかげです。

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御器所あたりでウイメンズの最後方の選手を捉え、その後は徐々に女性ランナーが増えていきました。

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新瑞橋交差点付近で対向車線にハーフのトップ集団が。スタッフが懸命に「ハーフの選手が来まーーす!右へ寄ってください!」と声を張り上げていました。 堀田で折り返すと、こんどは打って変わって長〜い上り。見た目はフラットなので、上っているとわからない人は「急に息が上がってきた」と錯覚したかもしれません。

 

この上り区間だけはラップが4分30秒ぐらいに落ち込んでしまいました。「上りが終わる内山交差点までの辛抱」と自分に言い聞かせ、なんとかそれ以上ペースが落ち込むことは食い止めました。 ボランティアスタッフの懸命な呼びかけにより、「ウィメンズは右、シティは左」という住み分けがおおむねできていたのではないでしょうか。

 

問題は給水所。左側しか設けられていないため、ウィメンズのランナーはコース上を横断するようにエイドへ移動しなければなりません。ここでペースの早いシティのランナーと交錯することになるため、かなり気を使いました。

 

私のスピードで危険を感じましたから、キロ3分台前半で疾走するシティのトップ選手たちはかなり走りにくかっただろうと思います。 「桜通」に入ってしばらく進むと、おなじみのピンクの中継車が見えてきました。ほどなくしてウィメンズ先頭のアルビナ・マヨロワ選手の姿が。

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その後ろを尾崎選手、中里選手が通過。野口選手も見ましたが、トップからはかなり離されていました。 女子トップ選手たちの激走にパワーをもらい、17km地点ぐらいからペースアップ。

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結局、いまの自分の状態ではベスト以上ともいえる好タイムでフィニッシュすることができました。

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明日はvol.3「フィニッシュ後」篇をお届けします。