2008年5月に発売開始され、すぐに液晶部分の欠陥が見つかって販売中止となったNike+SportBand。約1年以上の沈黙を破って先月末、ようやく再発売されました。新発売→販売中止→再発売とやや複雑な事情を持つ商品のため、とくに最近になってスポーツバンドの存在を知った方はさまざまな誤解・疑問をお持ちのようです。
●誤解その1・・・「販売中止情報」を現在の情報と誤認している。
不具合により全面販売中止になったのは昨年のこと。現在は改良版が再発売されており、全国のナイキショップ(インショップ含む)やスポーツ店などで簡単に購入可能。ネットで検索すると過去の情報、とくに販売中止や不具合の話題ばかり出てくるのも誤解の一因だと思われます。
販売中止期間はヤフオクなどで値段が高騰しましたが、2009年9月現在、Nike+SportBand(改良版)は普通に購入できます。
●誤解その2・・・旧タイプと改良版の見分けがつかない。
改良版の販売先に対する情報が少ないことと販売中止情報の誤認により、いまだに旧タイプあるいは改良版をオークションなどで上乗せ料金+送料まで負担して購入する方がいらっしゃるようです。
今現在お店で普通に買えるわけですから、ダマされないようにしてください。「品薄」でも「入手困難」でもありません。 改良版は「薄いグレー+ピンク」「濃いグレー+イエロー」の2色展開のみ。「ブラック+赤」のバンドは旧モデル(下の写真)ですから、不具合が発生するリスクをかかえています。くれぐれも手を出さないでください。 ※「ブラック+赤」が「新色」として発売されました。
本体にも決定的な違いがあります。それは液晶の色。旧タイプがブラックベースにゴールドの文字色だったのに対し、改良版はグレーのバックに黒の文字色となっています(下の写真のうち右下が旧モデル液晶画面。全体が黒い)。
さすがに旧モデル(故障リスクがある)を販売する悪質な業者やオークション出品者は影を潜めましたが、改良版を上乗せ価格で買おうとしている方が実際にいましたので、急遽今回の記事をまとめた次第です。使用レポート等については以下の過去ログを参照してください(旧モデルと改良版は、機能的に違いはありません)。