前月の「いびがわ 」につづき、またしても本降りの雨天レースとなった「NAHAマラソン」。シューズの中やパンツまで濡れるのは不快極まりないものの、暑さ(最高気温24℃)がしのげたという点では結果的に好条件だったのかもしれません。
悪天候のためか、荷物預けから大混乱。入口と出口が同じのため選手がぶつかりあい、なかなか中に入れずイライラ。
なんとかスタート地点にたどり着くも、すでにぬかるみだらけでシューズの中までドロドロに・・・。
それでもスタート時間が近づくにつれ、徐々にテンションはヒートアップ。号砲(万国津梁の鐘)が打ち鳴らされるころには、雨のことはすっかり忘れてお祭り気分のまっただ中にいました。
スタートしてしばらくは「ゆいレール」沿いに走り、国際通りをめざします。
観光客でにぎわう国際通りのど真ん中を走るのは、この上なく爽快でした。
NAHAマラソンは、ひめゆりの塔など沖縄南部の観光スポットを結んでぐるり1周するコース。キツイ坂はありませんが、「気がつけば上ってる」感じの“いやらしい”起伏が連続するイメージ。
雨天とはいえ気温は高め。すぐに喉がかわきますので、私設エイドには何度も助けていただきました。一瞬だけ太陽がのぞいたとき、その強烈な陽ざしに「NAHAマラソンを走っているんだ」と実感する場面も。 今回のレースでは「30kmまで抑える」ことを徹底。いつになく冷静にキロ5分ペースを守ったのですが、結局、30km地点に到達する前に脚が終わりペースダウン・・・。
35km地点からは、歩きはしないもののやっと走れている状態に。それまで食べ物には手を出していませんでしたが、とある私設エイドでいただいた黒糖の美味しかったこと。 こうなるともうダメです。心のタガがハズれ、私設エイドのたびにフルーツ、おにぎり、ゼリー、アイスなどをむさぼってしまいました。いま考えると、軽いハンガーノックに陥っていたのかもしれません。
私設エイドのおかげでなんとか蘇り、41km地点から遅すぎるスパート敢行。完全に泥濘(ぬかるみ)と化した競技場の土のトラックを1周してフィニッシュ。楽しいNAHAマラソンを走り終えました。
タイムはワーストに近く不本意でしたが、沖縄のみなさんの温かなおもてなしに触れることができたので大満足です。 ※明日は大会レポVOL.3<すばらしきボランティア>篇をお届けします。