2012 NAHAマラソンvol.1<充実の私設エイド>篇。

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第28回「NAHAマラソン」を実走取材してきました。「大規模市民マラソン」の先駆け的存在である同大会。遠方にもかかわらず県外からのリピーターが多いといわれるその理由とは、いったい何なのでしょうか。 

本日は大会レポvol.1として、多くの市民ランナーを惹きつけてやまないNAHAマラソンの魅力をご紹介します。 NAHAマラソン事務局から送られてきた案内を見たとき、正直「大丈夫かな?」という印象を持ちました・・・。というのも、エイドが少なく給水は「水のみ」、給食も皆無だったからです。 おまけに大会当日は「15年ぶり」といわれる雨。それもスタート前からときおり激しく降る本格的なもの。

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最高気温が24℃と「高温」だったため、タイムを狙うにはむしろ「好条件」ではあるものの、やはり整列時から強い雨に打たれつづけるのはテンション下がります。 しかし、いざコース上に飛び出してみると、雨によるウツウツとした気分は吹き飛びました。 なぜなら沿道には人・人・人の大声援。そして本降りの雨の中、献身的に働いてくれるボランティアの姿を見たからです。(ボランティアや応援についてはまた後日)

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そしてもう一つ。NAHAマラソンに出場したひと誰もが口にしていた「私設エイドの充実ぶり」は想像を超えるものでした。

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「応援が途切れない」とは他の大会でもよくいわれますが、これほどまでに「私設エイドが途切れない」大会は初めて。

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公式エイドに水だけしか置いていないことにとても不安を感じていましたが、実際には私設エイドでスポーツドリンク、お茶、コーラなどが飲み放題でした。 食べ物もたくさんいただきました。バナナ、みかん、黒糖、ゼリー、アイスキャンディ、おにぎり、沖縄そばetc・・・次から次へと私設エイドが現れるものですから、後半はひたすら食べまくる“グルメラン”状態に。

 

逆にいえば公式エイドが貧弱すぎるのですが、「私設エイドの参加を促し、地域全体によるNAHAマラソンづくりに成功している」ともいえるわけで、それはそれでたいした運営力だと感じました。 明日は大会レポvol.2<レース>篇をお届けします。