全国の大会が苦戦する逆境のなか、新たな市民マラソンが誕生。

全国区の人気大会ですら定員割れする逆境のなか、来年11月の開催に向けて新たな市民マラソンが準備を進めています。

新型コロナ禍の影響がいまだに尾を引き、物価高が追い打ちをかけるマラソン大会を取り巻く昨今の環境。開催継続をあきらめて歴史に幕を下ろす大会も少なくありません。

そんな逆風が吹きまくっている今、あえて新規大会を立ち上げるのは茨城県日立市。

茨城新聞の報道によると、大会の名称は「ひたちシーサイドマラソン」。2024年11月17日開催予定で、定員1万人、制限時間6時間、参加費は1万円を予定しているとのこと。

コースは「同市東成沢町の市民運動公園を発着点に、海の風景を楽しめるよう設定した。スタート後、通常は歩行者が通行できない海上の国道6号日立バイパスや国道245号、河原子海岸道路を経て、久慈川手前で折り返し。ひたちBRTのバス専用道路や日立製作所の工場周辺など」(茨城新聞)を走るルート。

同県にはすでに「水戸黄門漫遊マラソン」「勝田全国マラソン」「かすみがうらマラソン」「つくばマラソン」があり、なんと県内5番目のフルマラソン大会となります。

ただでさえ淘汰が進むマラソン大会を取り巻く環境下にあって、「ひたちシーサイドマラソン」に勝算はあるのでしょうか。エールを送りつつ、その行方を見守りたいと思います。