期待どおり(?)の雨天開催となった2015いびがわマラソン。4年連続の雨ということもあり、参加者は慣れたもの。主催者の雨天対策もバッチリでした。
マラソン大会で雨はつきもの。いざ号砲がなって走り出しさえすれば、ささいなことには構っていられませんので意外と気にならないもの。 問題はスタート前後、いかにストレスなく過ごせるかどうか。荷物を預けて身軽になるまでの間、雨に打たれて待つことほど苦痛な時間はありません。
いびがわマラソンでは今回、昨年まで荷物預かり所だった建物をフリースペースとして開放(荷物置き場は仮設テントで多能)。これにより、かなり多くの選手が雨をしのぐことができました。 新設された「地域交流センター」を含め、メイン会場およびその周辺に計5つの施設をランナーのために開放するなど、できる限りの雨対策が実施されていたように感じました。
中にはまったく逃げ場(屋根)がなく、「もしも雨だったらどうなってしまうんだろう?」と心配になる大会も少なくありません。その点、いびがわは雨をしのぐ場所が多いので安心です。 ステージ前には本降りの雨にもかかわらず人がいっぱい。レギュラーゲストの高石ともやさんは雨をものともせず、朝から歌いっぱなし。終始会場に流れる軽快な歌声はいびがわマラソンに欠かせません。
雨のレースでは、選手よりもむしろボランティアや沿道の応援のみなさんのほうが大変です。
4年連続雨天ということで、子どもたちにとっては「マラソン大会=雨」が当たり前になっているのかも。
雨のレースだからこそ真のホスピタリティが試されるもの。実際、前述の通り雨天時の対応をほとんど考えていないと感じる大会は少なくありません。いびがわマラソンは雨天開催を重ねた経験から、正真正銘のおもてなしを実現できていると感じました。
※明日はvol.2レース篇をお届けします。