2014 いびがわマラソン vol.1<おもてなし>篇。

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まさかの3年連続雨天開催となった「いびがわマラソン」。しかし沿道の応援やボランティアの皆さんは、雨を忘れさせてくれる笑顔のおもてなしでランナーを迎えてくれました。 

雨のマラソン大会でもっとも大変なのは選手ではなく、他ならぬボランティアと応援のみなさんではないでしょうか。一昨年、昨年に比べて雨脚が弱かったとはいえ、とくにボランティアは冷たい雨のなか何時間も同じ場所で作業を続けなければなりません。

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ランナーは楽しく走ってゴールすれば終わり。でもボランティアは早朝から夕方まで働きどおしです。

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どのマラソン大会もボランティアや沿道の応援に支えられていることは間違いないものの、とくにいびがわの場合、まちをあげてランナーを迎えるという「おもてなし文化」が老若男女に、しかもごく自然に浸透しているところが大きく異なる点。

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毎年感じることですが、バスから一歩いびがわの会場に降り立つと、他の大会、とくに新興都市型マラソンでは絶対に醸し出せない独特のあたたかさに包まれます。

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色づく樹々、峡谷を抜ける風、揖斐川の流れ・・・ランナーを包み込む独特の雰囲気も、これら自然の営みと同じくもはや「風土」の粋に達しているのかもしれません。 文化を越え、風土としてその地にしっかりと根付くマラソン大会。国内はもとより世界的に見ても稀有な存在ではないでしょうか。 vol.2<レース>篇につづく。