第8回鈴鹿山麓かもしかハーフマラソンを取材してきました。当日は朝から大会史上初となる強い雨が降りしきる悪コンディション。名実ともにナゴヤエリアトップクラスのおもてなしを誇る大会として定着したかもしかハーフの真価が問われる雨中開催となりました。
雨天時のマラソン大会でもっとも困るのは、スタートまでの待機場所(着替え場所)の確保。晴天時なら屋外にシートを広げれば済みますが、雨天の場合は最低でも雨をしのぐ屋根が必要です。
中には屋外スペースすら立錐の余地がないケースも多く、「これ、もしも雨が降ったらどうなるんだろう・・・」と、ゾッとする大会は珍しくありません。 その点、かもしかハーフはまったく心配していませんでした。なぜなら広い更衣テントが用意されていることはもちろん、晴天時でも菰野町庁舎の全フロアが開放されるため。
さらに今回は庁舎に加え、図書館、保健福祉センターけやき、体育センターまで、会場周辺の公営施設を惜しみなくかたっぱしから開放する徹底ぶり。さすがかもしか!と認めざるを得ない見事な対応でした。 それにしても、雨はいつまでたっても降り止まないどころか、時間が経つにつれてますます強くなっていきました。
選手は娯楽として走るのでずぶ濡れになっても仕方ありませんが、かわいそうなのは「雨だからやーめた」とはいえないボランティアと運営スタッフのみなさんです。
作業があるため傘もさせません。早朝から全てのレースが終わるまでひたすら雨に打たれ続けます。
白バイの警察官も、雨の中の先導は普段にも増して神経を使ったことと思います。
それでもボランティアの皆さんは仕事をこなしながら選手に声援を送っていました。
かもしかハーフに限らず、雨の日の大会はボランティアのありがたみがとくに身にしみます。