旧東海道沿いに広がる「呼続公園(よびつぎこうえん)」は、今から約60年前に開園した歴史ある公園。一帯からは縄文時代の遺構が多数出土するなど、学術的にも貴重なエリア(曽池遺跡)として管理・整備されています。
そんな呼続公園のシンボルが「曽池」。中央に設けられた噴水がみずみずしい水しぶきをあげています。
噴水を眺めながら池の周りをゆっくりジョグ。とくに夏場は涼しげな風景にいやされます。ただ、池を囲む散策コースがぐるっと一周していない(途中で途切れている)のが残念!
公園内には野球場も整備されており、野球少年の元気な声を聞きながらのどかなランニングを楽しむことができます。春には満開の桜の中をお花見ランも。
呼続公園自体はそれほど大きくはありませんので、公園内だけでランニングを完結するのはちょっと退屈。
そこでおすすめなのが、公園のすぐ東側を通る「旧東海道」を走るコース。
名古屋で旧東海道といえば、以前紹介した「有松の旧い町並み」が有名。呼続公園から旧東海道に出て、南へ走っていけば数キロで有松へと至ります。
名鉄「有松」駅を起点に旧東海道を北上し、途中で呼続公園に立ち寄ってさらに山崎川や熱田神宮へ向かう歴史散策ルートはいかがでしょう。有松から名鉄「呼続」駅までならお手軽に約8kmです。
旧東海道沿いには江戸時代から続いている(っぽい)和菓子店など老舗が点在しており、これらの店をひやかしながら走るのもまた楽しいものです。