大切なストレッチ。でも、やり過ぎると逆効果に。

荒川市民マラソンをはじめ、週末は全国各地でマラソン大会が開催されます。レース前にストレッチを行うのはランナーの常識ですが、あまりに度が過ぎるとかえってパフォーマンスの低下を招くおそれがあります。 stretch01.jpg ・・・と語るのは、一般社団法人イースリーグリップ・アソシエーション代表理事の近藤さん。イースリーグリップとは、そう、あの「e3グリップ」のこと。じつは名古屋に事務所があるらしく、先日たまたまトピックで取り上げたご縁でお話しさせていただく機会を得ました。 近藤さんいわく、「ウオーミング・アップとしてスタティック・ストレッチ(いわゆるストレッチ)を行いすぎると、筋の弾力性が低下し、パフォーマンスに影響を及ぼす」とのこと。ストレッチをやりすぎた場合、筋肉が「のびてたるんでいるズボンのゴム」のような状態になり、本来のパフォーマンスを発揮できなくなるんだそうです。 たとえばしっかりストレッチを行ったあとに垂直とびをすると、あまり高く飛べなくなってしまうとのこと。さらには、あまり関節可動域を拡げすぎても逆にケガや故障につながるケースがあるんだそうです。 「ストレッチはクールダウンとしてしっかり行った方が、非常に効果(柔軟性の向上、疲労軽減やリラクゼーションなど)は高い」ということです。 過ぎたるはなお及ばざるがごとしとは、運動前のストレッチにも当てはまるんですね。もちろんストレッチは大切ですが、軽く走って筋肉を温めてから、ほどほどに行うことをおすすめします。 ちなみに、理学療法士でもある近藤さんに体のバランスをみてもらったところ、私は右肩が極端に上がっていることが判明しました。さらには腕振りのとき手首が内に曲がりすぎ、全体のバランスを崩していることもわかりました。長い距離を走ると左肩だけ凝るのはこのせいかもしれません。e3グリップをにぎったり普段から正しい姿勢を意識することで矯正してきたいと思っています。整体にも通ってみようかな。