旅ラン日本スペシャル【東京みちくさランニング その1】

saigoudon.jpg 先週の日曜日、出場予定だった荒川市民マラソンが暴風のため中止となりました。大会当日、朝5時にめざめて歯を磨き、なにげなくツイッターをのぞくとタイムライン上には次々と「中止」に関するつぶやきが。

ランネットの緊急連絡URLにアクセスして確かめたところ、ガセではなく真実であることを知りました。そのとたん、ショック・・・ではなく、なぜかホッとしている自分に気づいたのです。 

 

じつは前日に皇居をナイトランしている最中、左のひざ裏に微かながら痛みが出ました。ジョグペースならなんでもない違和感程度のものですが、レース、しかもフルマラソンとなると話は別です。

 

「レースにファンランはあり得ない」主義ですので、出場するべきか本当に悩んでおりました。DNF(途中棄権)するぐらいならDNS(出場しない)のほうが100倍マシです。もっとも、荒川は長野マラソンの実戦練習という位置づけでしたので本当にショックはありませんでした。

 

しかも、大東京ナイトの誘惑に負けて前夜の夕食時にビールと梅サワーを飲んでしまったので、寝起きはさらに最悪だったわけです。そこへもってきて「荒川中止」の報。即座に頭に浮かんだのは、かねてより夢だった「東京みちくさランニング」の決行です。

 

幸いにも今回の遠征は2泊3日にしておりましたので、思うぞんぶん観光ランをたのしめます。すでに荒川マラソンのことなど微塵も頭になく、東京中を観光ランするという素晴らしい考えに、ひとりニタニタと笑っていました。 ツイッターでは、多くのフォロワーの皆さまから「残念でしたね」みたいなお言葉をかけていただきました。

 

しかし実際は、やっと夢が実現できるという喜びにあふれていたのです。 さて、レースが中止になるなんて夢にも思っていませんでしたから、バックパックなど持ってきていません。ウェストポーチは持参していましたが、やはり本格的な観光ランにはバックパックがないと気分が盛り上がらないのです。

 

さっそくホテル近くにあった山用品のお店を物色したところ、あのグレゴリー・ルーファスが8千円で叩き売られているではありませんか!欲しいカラーではありませんでしたが安さには勝てません。即買いしました。

 

バックパックに着替えとタオルを、サイドポケットには財布とデジカメをつっこみ、いざ東京みちくさランニングに出発です。あえて地図を見ず、行き先も決めずに、なんとなく池袋駅を南へ向かいました。

 

いつものとおり前置きが長くなりましたので、「東京みちくさランニング本編」は明日お届けします。ちなみに、前日の夜にアディダス・ランベースを使ってみました。その感想も近日アップします。