みんな気になってる「e3グリップ」試走レポ。

(「市民ランナーなら誰もが気になってるアレを購入。」より続く) 迷いに迷うこと2年、先日ついに購入した「e3グリップ」。手に入れたことをツイッターでなにげなくつぶやいたところ、予想外の大反響があり驚きました。やはり市民ランナーのみなさんはe3グリップのことが気になっていたようです。数日間ためしてみましたので、使用レビューをお届けします。 e3glip002.jpg 私は体のバランスが悪いのでしょうか、低速だとドタドタした走りになり、スピードを上げると体の中の軸がぶれるような不安定さを感じます。このため走り始めはいつも自分の体じゃないような感覚に陥り、動きがギクシャクしてしまうのです。 しばらくたつとフォームは落ち着いてくるんですが、体の各部位のバラバラ感はつねについてまわります。非常に抽象的でわかりにくいと思いますが、要は「バランスが悪い」ということです。その証拠に、ちょっと長い距離を走ると必ず左肩だけ凝ります。右肩が凝ることはありません。 そんなバランスの悪い私を、e3グリップは矯正してくれるのでしょうか。さっそく試してみました。 何度か使ってみた感想は、いつも走り始めに感じる体のバラバラ感やぎこちなさがなく、最初から自分本来のフォームで走れているような気がしたこと。それに、いつもより若干ペースが上がっているような感覚にもなりました。これはe3グリップがバランサーとなり、うまい具合に推進力を生み出していたからかもしれません。あきらかに腕振りも大きくなっていましたし。 もっとも大きな効果は、自然と背筋が伸びるということ。グリップを握ることがどうのように作用しているのかわかりませんが、つねにピンと背筋が伸びているんです。以前、高橋監督もおしゃっていたように、「背筋を伸ばすことこそ効率的かつ美しいフォームの基本」であるということを考えると、フォーム矯正という面では一定の効果を発揮してくれるのかもしれません。 ただ、この手の商品は人によって感じ方が大きく異なるので、すべての方が同じように効果を実感できるとは限りません。私も「劇的に肩こりが治った」とか、そこまではいえません。ただ、前述のような“効果”を感じたのは事実。握るか握らないかはあなた次第です。 ■イースリーグリップ・アソシエーションはこちら