昨年11月にオープンした「加木屋緑地クロスカントリーコース(東海市)」。県内初ともいえる本格的なクロカンコースとして、エリートランナーはもとより市内外の市民ランナーが集まるランニングスポットとして人気を集めています。
東海市加木屋緑地クロスカントリーコースは、愛知製鋼陸上競技部監督、児玉泰介氏が監修した本格トレーニングコース。 ご存知のとおり児玉監督は、かつてフルマラソン日本記録保持者(※)として名をはせた名ランナー。 ※2時間7分35秒(1986 北京国際マラソン)は当時の世界歴代3位の記録でもあります。
そんな、ランニングを知り尽くした児玉監督が監修したクロカンコースだけあり、コースレイアウトや緩急のバランスなど、かなりこだわって作られている印象を受けました。 コースの起点(終点)は図賀奈池の北側付近。全長は約2.5kmで、途中いくつか分岐があるものの、青い距離表示に従って進めばいいので迷うことはありません。
コースは大きく、図賀奈池を中心とした「水辺の森」、御雉子山を背景とした「散策の森」「みはらしの森」、そして南側に位置する「成長の森」の全4エリアから構成されています。
ぞれぞれ景観が移り変わるため、走っていて飽きません。とくに御雉子山からの眺望は格別。晴れた日には御嶽山をのぞむこともできます。
コースのサーフェスはウッドチップが敷き詰められたカラダにやさしい仕様。柔らかすぎず、適度な反撥性を保っているのもこだわりのポイントでしょうか。
距離表示は至る箇所に設けられています。青い表示が往路、オレンジの表示が復路を表しています、途中、一般道を横切る箇所があるのでご注意ください。
取材当日は2周しました。距離にして5kmと普段ならウォーミングアップにもならない長さですが、翌日はしっかり筋肉痛に・・・。起伏のあるクロカンコースだけに、短時間(短い距離)でもしっかり負荷が加わることを体感しました。
クロカンコース併設の駐車場は第1・第2あわせて20台分しかありません。名鉄「南加木屋」駅から徒歩約5分とアクセス至便につき、名古屋方面から訪れる際は鉄道利用が便利です。