名古屋から新幹線で約90分(ひかり)。日本を代表する温泉地の一つとして名高い静岡の「熱海」をみちくさランニングしてきました。
古くは徳川家康も訪れた温泉地、熱海。その昔は温泉リゾートの定番として隆盛を極めましたが、90年代に入って斜陽化。 しかし、ここ数年は徐々に客足を取り戻しているという噂どおり、駅前も海岸沿いも観光客でにぎわっていました。
熱海駅前にある無料の足湯施設を横目に、まずは国道135号を伊豆山方面へと向かいました。アップダウンはあるものの海を眺めながら走れるので快適です。
最初のみちくさポイント「走湯(はしりゆ)」。たいへん珍しい横穴式の源泉で、熱気が体にまとわりつきますが中に入ることもできます。
つぎの目的地「伊豆山神社」へは、神社の参道にもなっている837段もの石段を上っていきます。
とにかく長い!毎日ここをのぼればかなりのトレーニング効果がありそう。
石段を上りきった先が伊豆山神社。源頼朝と北条政子が出会った地であるといわれています。
海が開ける眺望もいい感じ。上ってきた甲斐がありました。
別荘地のワインディングロードを駆け下り、ふたたび熱海市街地へ。「大間歇泉」などを眺めつつビーチや観光センターなどがある「親水公園」へと向かいました。
親水公園から小高い山を見上げると、秘宝館の隣になにやら天守閣が見えます。
つぎの目的地は秘宝館・・・
ではなくあの天守閣に決定。
ロープウェイも通っていましたが、みちくさランなのでもちろん使いません。ちょっと怖そうなトンネルを抜けてしばらく進むと・・・
目の前に例の天守閣、「熱海城」が現れました。歴史上、この地に天守が建っていた史実はなく、あくまでもただの観光施設ですがせっかくなので入ってみることに。
展示はまあ、なるほどという感じでしたが、最上階からの眺めは最高でした。
ついでに「錦ヶ浦」へもみちくさ。
錦ヶ浦を後にしてふたたび熱海市街へ。周囲を1周すると寿命が伸びるという伝説を持つ大楠で有名な「来宮神社」や、太宰治、尾崎紅葉といった文豪が愛した旅館を一般公開している「起雲閣」などに立ち寄りホテルへフィニッシュ。
総距離は13km弱とたいしたことはありませんでしたが、立ち寄ったスポットが多かったため5〜6時間は動き続けていたでしょうか。その日の夜の生ビールは最高でした。