マラソン大会は出たい思いの強い人が出るべき。

昨日、午前0時から富士登山競走の予選会(エントリー)が開始され、5合目コースはわずか数十分で完売となりました。じつは私もこの予選会に参戦。結果、あっさり敗退・・・。真夜中、パソコンの画面に浮かぶ「締切」という文字を眺めながら感じたのは、マラソン大会はやはり「出たい思いの強い人が出るべき」ということです。 fujisan01.jpg 私が富士登山競走に出場しようと考え始めたのは今から5〜6年前にさかのぼります。当時はトレイルランニングにすっかりハマっており、一人で身近なトレイルを探しに行ったり、ほとんど出版されていなかったトレラン雑誌(今はなきアドスポで情報を仕入れていました)や書籍を買いあさったりしていました。 そんな流れでこの世に「富士登山競走」という権威あるレースが存在することを知るに至ったのです。当時は現在のように参加制限は設けられておらず、誰でもいきなり山頂コースにトライすることができました。 富士登山競走山頂コースに参戦しようと決意を固めたのは、トレイルが面白くて仕方がなかった2007年の初夏でした。しかしその年の富士登山競走のエントリーはすでに終了していたため、2008年大会の出場をめざすことになったのです。 そこで、富士登山競走のシミュレーションとして、標高1377メートルの伊吹山山頂まで一気に駆け上がる「かっとび伊吹」にエントリー。富士登山競走に比べて標高は約3分の1、距離は半分。「チョロイもんだ」とたかをくくっていました。 しかし、スタート地点でスタッフの方が「かっとび伊吹をナメないでください」と連呼していたとおり、上り一辺倒のレースの苦しさを思い知らされる結果となりました。 何度も吐きそうになりながら山頂でフィニッシュを迎えたときは、もちろん大きな達成感がありました。しかし、「富士山はこの3倍。しかも空気が薄い」と思った瞬間、みるみるうちに富士登山競走への情熱が萎えていったのです・・・。 ということで、2008年の富士登山競走デビューは見送りに。それでも細々とトレイルランは続けていましたし、一人で河口湖へトレラン合宿に出かけたりもしていました。 そして今年2012年、なぜか富士登山競走に出たいという思いが再びフツフツと蘇ってきました。なぜかはよくわかりません。 ご存知のとおり現在は5合目コースを2時間半以内で完走した実績がないと山頂コースへのエントリーはできません。 つまり山頂のゴールをめざすには最短でも2年かかるわけです。ここにもロマンを感じました。2年越しで到達したフィニッシュ地点からのぞむ雲海はさぞや輝いて見えることでしょう。 とはいえ、思いつきには違いありません。「エントリーできたら出場してもいいかな」ぐらいの気持ちでエントリー開始日を迎えました。結果は前述のとおり予選落ち・・・。 でも、私は「これでよかった」と思っています。エントリーに成功した人たちは、きっと「何がなんでも出たい!」という強い思いで予選会に望んだに違いありません。 私のように「出場したい指数が低い」人間は、予選会に参加してサーバの負荷を上げるべきではなかったのです。 逆の立場で考えてみました。私は長野マラソンに「何がなんでも出たい!」強い気持ちを持っています。ですからエントリー日の前は身を清め、1時間前にパソコンの前に陣取り、精神統一した後に念を送りながら予選会に参戦します。正直、「出たい思いが低い人はエントリーを辞退してほしい」と思いつつ。 今回の私の行為は、富士登山競走に出たくて仕方がない方の邪魔をすることに他なりません。慎んでお詫び申し上げます。というのは冗談ですが、とくに抽選大会において「とりあえずエントリーしとけ」的な行動は慎みたいと思います。 当然、大阪マラソン神戸マラソン(同日開催だから両方出場は不可能)の「とりあえず両方エントリー」はしません。神戸は昨年出させていただいたので、今年は大阪マラソン1本に絞ります。 近い将来、「この大会に出たい指数」を計測する画期的なシステムが開発され、思いの強さ順にエントリーできる日が来るのを願ってやみません。