富士山を走るといえば「富士登山競走」を思い浮かべる人は多いでしょう。屈強のランナーが挑むイメージが強く、とくに山頂コースは一般のランナーにはかなりハードルが高いのも事実。そんな富士登山競走のカジュアル版ともいえるレースが誕生しました。
大会名は「富士山クライムラン」で、今年9月15日の初開催を予定しています。
富士登山競走にも“入門編”の「5合目コース」が用意されていますが、距離約21km・標高差約3,000mとなかなかハード。
一方の富士山クライムランはフィニッシュこそ同じ(五合目)でありながら、距離12km・標高差約1,200mと富士登山競走(五合目コース)のおよそ半分。よりチャレンジしやすいコース設定(富士吉田登山道)が魅力です。
上り一辺倒のレースはたしかにきついですが、一般のトレランレースのように下りがほとんどないため逆に安全かもしれません。トレイルに慣れていないランナーでも比較的参加しやすいのではないでしょうか。
もちろんガチ勢のランナーにもメリットが。それは、2時間以内(ネットタイム)で完走すると来年7月開催の「第78回富士登山競走 山頂コース」への出場資格を獲得できること。
まだ資格を得ていないランナーは、試走も兼ねて参加資格ゲットを目指せるためより参加へのモチベーションが高まります。
富士登山競走に憧れるけど二の足を踏んでいる方、今年のエントリーを逃した方など、富士山を走れる今年最後のチャンスです。
定員は2,000名で参加費は15,000円。すでにエントリーが始まっていますので、参加したいと思った方はお早めにどうぞ。