ランナーには試練の暑い夏が本格化。できれば木陰の多い公園などを走りたいものですが、街なかを走らざるを得ないこともあるでしょう。そんなとき、ちょっとした工夫で暑さをやわらげることができます。
「ヒートアイランド」という言葉があるように、都市部の気温は郊外に比べて高温であることはよく知られた事実。
昼に街なかを走る際に少しだけ涼しくなるちょっとした工夫とは、できる限り「南北」方向に走ること。東西ではなく南北です。
たったこれだけで体に受ける暑熱ストレスを低減できるのです。 環境省がまとめた「まちなかの暑さ対策ガイドライン」によると、「陽は東から昇り西に沈むため、太陽が高く昇る夏には東西道路は長時間日射を受けて、路面などが高温化」します。
このため東西道路の「北側の歩道や交差点付近では、歩行者の暑熱ストレスが非常に大きく」なるとのこと。
都市部での熱量を示した図(上)を見れば一目瞭然ですね。「夏に街なかを走るときは南北方向」という理由がおわかりいただけたでしょうか。
日向と日陰の路面温度は想像以上に差があります。以下の図を見てくさい。その差、なんと約20℃。この夏は「南北」に走り、できりかぎり日向を避けて走りましょう。
■参考・画像出典:環境省「熱中症予防情報サイト」↓