2008「第10回 長野マラソン」レポート。

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長野マラソンは昨年に続き2年連続の参戦です。別の話題(聖火リレー)にすっかり注目をさらわれていますが、「長野マラソン」こそ春の長野のメインイベントなのです。 

まずは大会前日、特急しなので長野入りして受け付け会場の「ビッグハット」へ。今年は第10回という節目の大会だからなのか、「マラソンEXPO」っぽいものを開催していました。

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ただ、広い会場の割に出展しているブースの数が少なく演出も控えめで、逆に寂しい印象を受けてしまいました。でもこの無骨さが長野マラソンの魅力といえば魅力なのかもしれません。

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ゼッケンを受け取った後、話題の善光寺へ。境内はいたって平穏な様子(この翌朝、落書き事件が発生しました)。

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昨年は改修工事中だった三門。かなり重厚で立派な建物です。 

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さて、一夜明けいよいよ長野マラソン当日! スタートは8:30ですが、余裕を持って7時に会場入り。それでもすでに多くの選手が集まっていました。ストレッチや写真撮影をしていると、ようやくスタートブロックへの誘導開始。

 

今回のスタートブロックは「H」です。東京マラソンのときは同じ申請タイムで「B」ブロックでしたから、長野マラソンに出場する市民ランナーのレベルが高いということでしょうか。

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ちなみに長野マラソンは明確に仮装ランナーを禁止している硬派な大会。この「競技性」もまた、長野マラソンの人気の秘密だと常々思っています。 カウントダウンの後、8:30ジャストに号砲。例によってしばらくウォーキング状態が続きます。

 

スタートライン通過は号砲の1分30秒後でした。今回の目標は3時間30分切り。すなわち、1キロあたり5分を切るぐらいのペースで走り通さなければなりません。 最初の1キロは混雑の影響で7分もかかってしまいました。

 

仕方がないとはいえ、いきなり2分の借金を抱えて少し焦ります。次の1キロからはしばらく4分45秒ぐらいのペースを守り、少しづつ“借金返済”してプラスマイナスゼロになったら4分55~59秒に戻す作戦を・・・実行できるはずがありません。そんなペース感覚、私にはありませんから。

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序盤はとにかくオーバーペースにならないように「抑える」ことを意識しました。それでもちょっと気を抜くとキロ4分30秒ぐらいに上がってしまいます。30キロ過ぎで「脚にくる」ことは目に見えていますから、調子がいいからと前半で脚を使い過ぎるのは無謀な行為なのです。

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10キロあたりで善光寺に続く長野のメイン道路に出ました。

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沿道では多くの観衆が大声援を送ってくれます。東京マラソンのように芸能人は出場していなくても、これだけの観衆を集めるのは素晴らしいことだと思います。

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市街地を抜け、自然豊かなゾーンへ。前方にそびえる雪山は飯綱山だそうです。ちょっと見えにくいかな。

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川中島の戦いが行われた地。山本勘助の墓もこの近くにあるそうです。ここではご覧のとおり満開の桜並木を眺めることができるので楽しみにしていました。

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これ以降、ゴールまで写真はありません。なぜなら撮影する余裕がなくなったからです。30キロ地点までは順調にペースを刻んでいたのですが、やはり予想どおり脚にきました。 それでもなんとか貯金を食いつなぎ、3時間26分台(ネット)でフィニッシュ。

 

目標の3時間30分切りを達成することができました。ゴール直後に太ももが痙攣して立ち上がれなくなったほどキツかったですが、初めてレースらしいレースができたと満足しています。東京マラソンのときは「もう少しいけたかな」と思いましたが、さすがに今回は自分の限界を感じました。 完走者一人ひとりにフィニッシャータオルをかけてくれます。もっともうれしい瞬間です。

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今回もやはり長野マラソンの素晴らしさを実感しました。途切れない応援、高校生を中心としたボランティア、美しい景色、すべてが「人気ナンバーワン」にふさわしい要素ばかりです。