来年3月の開催をめざす名古屋ウィメンズマラソン2021。一般エントリー期間が終了して抽選結果も発表済みでしたが、予想を超える早さで新型コロナ第3波が急拡大。中止リスクを懸念して、期限までに入金しなかった当選者が続出。異例の措置を取らざるを得ない状況となっています。
大会事務局は昨日(26日)、当選者に対して入金期限の延長をアナウンス。同時に、二次抽選を行うことも発表しました。とにかく定員いっぱいまで選手を集めたい執念が見え隠れします。
通常であれば、せっかく当選したのに入金しないのはマナー違反の誹りを免れませんが、今回ばかりは事情が事情だけに情状酌量の余地もあります。
というのも、同大会のエントリー料は26,000円(別途手数料)と従来のほぼ2倍。ちょっとお高めなのです。それでも、本人が値段に見合う価値を見い出せればいいわけで、他人がとやかくいう筋合いではありません。
しかし11月中旬あたりから状況が一変。新型コロナが愛知(名古屋)でも急拡大し、運悪く入金締め切りタイミングと重なってしまったのです。
もともと中止リスクを承知したうえでエントリーしている人ばかりのはずなので関係ないと思いきや、やはり目に見えて感染者の数が増えていくと不安が高まるのでしょうか。
結果的に入金しない人が続出するという事態に陥ってしまいました。ちなみに名古屋ウィメンズマラソンでは、中止の場合5,000円分のクオカードが配られるものの、差し引き21,000円をドブに捨てることになります。
3月に開催できるか否かは神のみぞ知るところ。考え直して入金する人や二次抽選にエントリーする人は、今一度リスクを承知の上で判断しましょう。中止になったとしても文句はいいっこなしです。
一方、来年4月開催予定の「長野マラソン」は、定員8000人のところエントリーしたのは6500人でした。やはり中止リスクを懸念してエントリーをためらう人が多かったとみえます。ちなみに長野マラソン大会事務局は名古屋と異なり、予定していた二次募集を保留。感染状況を慎重に判断すると発表しました。