市民ランナーの目下の悩み。それは5〜6月あたりに開催予定のランニング大会にエントリーすべきか否か、ではないでしょうか。「今エントリーして、もし中止になったら・・・」という心配が頭をよぎり、なかなかなポチッといけないランナーが少なくないようです。
ロードレースはおおむね5月あたりからシーズンオフに入るため、大会自体の数が減少します。そのかわりこの時期シーズンを迎えるのがウルトラマラソンとトレイルランです。 さすがに5〜6月開催予定で中止を決めた大会は現時点でありませんが、とくにウルトラやトレイルは参加費自体が高額なため「少し様子を見ようか」というランナーが多いようです。
そんな中、昨日エントリーを開始したのが「サロマ湖100kmウルトラマラソン」。エントリー状況はどうだったかとうと、超人気大会だけに様子見している余裕など無く、わずか数十分で完売。 まあ、サロマは別格として、他大会にエントリーしようか悩んでいる人は多そうです。なにしろ数ヶ月後の日本がどうなっているかなんて誰にもわからないですから。
5〜6月はまだしも、3月末〜4月開催のマラソン大会のうちエントリー受付を続けている大会もあり、主催者は募集を停止するべきか否か悩んでいるのではないでしょうか。
話変わって・・・名古屋ウィメンズマラソンが一般参加中止となり、「オンラインマラソン」なる代替イベントが実施されることになりました。
詳細は未発表ですが、スマホアプリを使い、各個人が好きなときに好きな場所でフルマラソンの距離を走る・・・というバーチャルマラソン企画だと思われます。 それはいいのですが、手っ取り早く自転車やクルマで走る人が現れて好記録続出の予感がします。世界記録が出ちゃったりとか・・・。
実際に以前、某飲料メーカーが同じような企画を実施して不正が続出したことがあります。 こうなるとポケモンGoみたいにスピードの検知機能を付けて不正を防止するしかありませんが、では、上限スピードをどれくらいに設定するのかなど、いろいろ課題は残されているようです。
最後はオンラインマラソンに参加する“選手”の良心に委ねるしかありませんね。完走賞のティファニーめざしてがんばってください。