2026年のアジア競技大会開催に向け、そのメイン会場として大きく生まれ変わる瑞穂公園。その整備・運営に関する基本的なマスタープランがこのほど、名古屋市スポーツ市民局より公開されました。
名古屋国際女子マラソン、ナゴヤシティマラソンのメイン会場として、かつては市民ランナーにとって特別な場所だった瑞穂公園(パロマ瑞穂スポーツパーク)。今でも園内の北陸上競技場には、競技志向の市民ランナーが集います。
周辺に流れる山崎川も市内有数のランニングスポットとして人気。ただ、瑞穂公園内にはとくに整備されたランニングコースはありません。
今回のマスタープラン策定前に実施した調査でもランニングコースの整備を求める市民の声は多く、以下のような意見が出ました。
- 山崎川沿道のジョギングコースと一体化させ、瑞穂公園エリア一帯を安全に周遊できるようにしてほしい
- 公園を⼀周できるランニングコースや散策路、ランニングステーションを整備してほしい
- カフェや売店、ランニングステーション、屋内遊戯場、屋根やベンチのある休憩場所がほしい
- ランニングコースやロッカーがない等、⽇常的な運動をしやすい環境が整っていない
こうした声を受け、瑞穂公園マスタープランではその「目指す姿」として、「市⺠が⽇常的なジョギングなどで交流し気軽に健康づくりができる空間とする」とし、「ジョギングコースの設定など、公園内で気軽に健康づくりができる環境にする」と、整備の方向性を示しています。
まだ具体的なプランは明らかではありませんが、地元市民ランナーにとって瑞穂公園が今以上に重要なスポットとなることは間違いなさそうです。