『陸王』に登場の「豊橋国際マラソン」はかつて実在した!?

IMG_6393.JPG読者の中には、昨日放送開始されたドラマ『陸王』(TBS)をご覧になった方は多いと思います。ストーリーはさておき・・・初回の注目は(とくにナゴヤエリアの市民ランナーとしては)、やはり「豊橋国際マラソン」ではないでしょうか。

「エキストラとして参加した!」という方が私の周りだけでもかなりの数にのぼっていましたので、いったいどのようなシーンになるのかひそかに期待していました。

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そして昨日の第1回放送。注目の「豊橋国際マラソン」のシーンは、市中心部の道路や豊橋駅前を完全封鎖しての、想像以上に大規模なもので驚きました。

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実際のマラソン大会さながらのシーンは迫力があり、豊橋市・愛知県・愛知県警の協力体制に半端ない“本気度”が感じられました。 本物さながらとはいえ、もちろん「豊橋国際マラソン」は架空の大会。「福岡国際マラソン」などの男子エリート大会をイメージしたものであることは明らか。

しかし、「豊橋国際マラソン」がまったく架空の大会というわけでもありません。というのも・・・ 実は以前、豊橋でエリートランナーだけが集うフルマラソン大会が開催されていました。大会名は「日比野賞中日マラソン」。 日本におけるマラソン指導者のさきがけ、日比野寛氏の名を冠した由緒ある大会で、2009年3月の最終大会までじつに57回を数えました。

「日比野賞中日マラソン」が終了したことにより、男子が出場できるフルマラソン自治体が絡むまともな大会)が愛知県から完全消滅。今に至ります。 『陸王』の放送を契機に、真の意味で「おらが町の市民マラソン!」と、堂々と胸を張っていえる大会が愛知県に誕生することを願ってやみません。

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