昭和はゼッケン、平成はナンバーカード、令和は?

2〜3年ほど前からマラソン大会の参加要項などで「アスリートビブス」という言葉を見かけた方は多いでしょう。これまでナンバーカードと呼ばれていたものですが、いつからアスリートビブスになったのでしょうか。

実は2020年春頃からナンバーカード→「アスリートビブス」に置き換わっています。これはマラソン大会が独自に流行らせようと思っておしゃれな言い方に変えたわけではなく、日本陸連の競技規則改正によるもの。

いまだに馴染みがないため、大会によっては参加要項に「アスリートビブス(ナンバーカード)」と括弧付けで併記されています。

私のような古い世代はついつい「ゼッケン」と呼んでしまいますが、今はナンバーカードでもなく「アスリートビブス」が正式な呼称なのでお間違いなく。ただし陸連と無関係の大会はとくに従う義務はないため、ゼッケンでもナンバーカードでも自由です。

ちなみに正式なアスリートビブスは数字、大会名、広告スペースなどにサイズの規定があり、好き勝手にデザインすることはできません。

もともと「ナンバーカード」って7文字もあり長いなと思っていたところ、さらに長くて言いにくい「アスリートビブス」にかわってしまい、「ゼッケン」派の私としてはちょっとやるせない思いです。

20240701170504