「奇跡の一本松」の下を走るハーフマラソン初開催。

東北地方太平洋沖地震発生以来、復興を期して多くのマラソン大会が開催されてきました。発災13年目の今年12月、また新たな大会が誕生します。

岩手県陸前高田市で12月8日に開催されるのは、震災遺構をコースに組み込んだ「奇跡の一本松マラソン」。

これまで行われていた「陸前高田復興応援ありがとうマラソン」の後継大会で、参加人数を増やすなどスケールアップしてリニューアル開催されます。

陸前高田市の「夢アリーナたかた」をスタートし、大会名にもなっている「奇跡の一本松」のすぐ脇を通り、数々の震災遺構をめぐり戻ってくるワンウェイコースです。

事務局では、ハーフマラソン6.3km地点の高田松原津波復興祈念公園内「海を望む場」で、緩歩し黙礼することをお願いするなど震災復興大会らしい面も。

一方で、おにぎりや豚汁のおもてなしがあったり、フィニッシュ後にシャワールームが使えたりと、ランナーサービスも充実しています。特別協賛がadidasなのも参加賞に期待が持てそう。

種目はハーフ、3.2km、1km、エンジョイランの4つ。定員は1000名(内ハーフ500名)です。

さて、「奇跡の一本松」といえば、名古屋市と縁が深いことをご存知でしょうか。震災直後から名古屋市が支援に乗り出した縁で、いまなお両市の交流が続いています。

その一つが奇跡の一本松の遺伝子を受け継ぐ後継樹の植樹です(東山動植物園に植えられています)。

名古屋からちょっと距離はありますが、年末の旅行も兼ねていかがでしょうか。

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