「~峠に囲まれた小さな山里~売木村マラニック」レポート最終回は、ランニングをテーマに村おこしを図る「走る村 うるぎプロジェクト」をご紹介します。
愛知との県境、南信州の売木村は、人口600人の小さな村。そんなのどかな村に、実業団陸上部を退団した重見高好選手が合宿のためやってきたのは今から数年前。
独自の交渉術により「20日で2万円」という破格の値段でペンションに滞在し、単独トレーニングを敢行。その甲斐あって、サロマ湖ウルトラマラソン(2012)では100km初参戦で3位入賞。 手応えを感じた重見選手は再び20日2万円で売木村に滞在。人口600人の小さな村ですから当然ウワサは広まり、「誰だあいつは」と注目のマトに。 売木村の清水村長から「売木村地域おこし協力隊」への参加を打診され、村に恩返しがしたいと考えていた重見選手は快諾。そして現在に至ります。
売木村専属ランナーとしてTVでも注目されるなか、「第8回神宮外苑24時間チャレンジ」の24時間走部門では、初挑戦ながら国内最高記録を叩き出して優勝。 そんなノリにのってる新世代ウルトラランナー、重見選手が中心となって推し進めているのが「走る村 うるぎ」プロジェクトです。
どのようなプロジェクトかというと、第一の目的は「ランニング合宿の誘致」です。実業団や学校陸上部などのガチ系合宿から、景色を眺めながら楽しく走る旅ランまで、あらゆるレベルのランナーニーズに対応。
要望により、重見選手みずからメニューづくりやトレーニングのアドバイスもしてくれます(要相談)。
コースバリエーションも多彩。峠を攻めまくるドMコースから、緑豊かなダム湖をめぐる美景観コースなど、距離もレベルも自由自在。
そしてなにより、売木村はお米がおいしい!
アマゴがうまい!
料理自慢の宿も点在しており、アフターランのお楽しみもバッチリ。走ったあとは天然温泉「こまどりの湯」で汗を流し、そしてビール。最高です。