売木村マラニックvol.2[熱闘!ボランティア]篇。

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6月1日に開催された「~峠に囲まれた小さな山里~売木村マラニック」。私たち名古屋からのボランティア隊16名は前日から売木村に入り、参加者を迎える準備を行いました。 

大会当日は早朝5時半に会場入り。7時からの選手受付開始を前に、まずは本部周辺のセッティングです。

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参加者の皆さんにお渡しするゼッケンや大会要項などの最終チェックにも余念がありません。

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そしていよいよ受付開始。徐々に選手の数が増え、最終的に220名ほどの参加者がゼッケンを受け取りました。

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8時30分、開会式がスタート。売木村 清水村長と大会名誉委員長の重見高好選手による挨拶が行われました。

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しきりに「あまごを食べてください」とアピールする重見選手。

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当日は日本各地で35℃以上を記録するまさかの猛暑。標高が高い売木村でも30℃を軽く超える真夏日に。競技説明では、マラニックとはいえ厳しいコースであること、そして給水の重要性を訴えていました。 25kmの部、40kmの部、ともに9時スタート。村の風景を楽しみながら走る「マラニック」という趣旨から、みなさん和気あいあいとした雰囲気。

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それでも脚におぼえのあるランナーは闘争本能を刺激されるのか、スタートとともにハイペースで走っていきました。

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すべての選手を見送ったあと、しばらく本部はヒマになります。そこで、他のスタッフの許しを得て第1エイドまで取材に出向くことに。

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第1エイド(うるぎ星の森オートキャンプ場)はスタート会場から約7.5km。「トレーニングがわりに軽く走っていこう」と走りはじめたところ、あまりの暑さと激坂っぷりに意気消沈。 「第1エイドまでがキツい」と聞いていたものの、延々と続く峠のワインディングロードは想像以上。なおかつ猛暑もあいまって「引き返そうかな」と思った矢先、通りがかったクルマから「どこへ行かれるの?」と聞き覚えのある声が。 声の主は売木村清水村長でした。ちょうど村長たちも第1エイドの様子を見に行くということで、ちゃっかり便乗させていただきました。

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車窓から選手を応援しているうち、あっという間に第1エイドへ到着。

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エイドで待つこと数分、はるか下の道路を走るトップの選手が見えました。かなりの勾配にもかかわらず、いいペースで上ってきます。

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やがて第1エイドにたどり着いたトップの選手。その後、徐々に選手が増え、エイド一帯がにぎやかな雰囲気に。

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選手の皆さんは給食のかしわ餅を頬張りながら、「キツイ!」「暑い!」を連呼。

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しかし言葉とは裏腹に、その表情は満面の笑顔ばかり。ランナーは例外なくドMであることを再認識しました。

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最終ランナーを見送った後、速やかにエイドを撤収。この第1エイドが第5エイドに移動します。私はスタート会場に戻り、やがて続々とやってくる選手たちの誘導に備えました。 ちなみにスタート・フィニッシュ会場は40kmの部の第4エイドも兼ねており、アマゴの塩焼き、豚汁、おにぎりなどが提供されました。

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ゴールしたランナーには参加賞と、くじ引きにより米5kgなどさまざまな景品が送られました。

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その後、4〜5時間コース上で選手の誘導を続けていたため、陽に焼けた腕と顔が真っ黒に。ただ立っているだけなのにやたら喉が渇き、結局ドリンクを2リットルほど補給しました。 やがて、予定終了時間より1時間早い午後4時に最終ランナーがゴール。ハイタッチと拍手で迎え、売木村マラニックが無事に終了しました。

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念のため触れておくと、今大会のボランティアは大半が売木村の方々。とくにコース各所の走路員の中にはご高齢の方も少なくありませんでした。 今回、ボランティア体験を通じて再認識したのは、マラソン大会にとってボランティアと地元の方々の応援は、間違いなく「宝」だということ。 選手のみなさんの多くもそれは心得ていて、声をかけると「ありがとう!」と応えてくれました。 参加された選手の皆さん、売木村の皆さん、そして「次回は出てみようかな」と思われた皆さん、1年後ぜひお会いしましょう。