2010「第13回 高浜シティマラソン」。

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第13回「高浜シティマラソン」を体験取材してきました(初参加)。高浜市は“日本一”の名瓦、三州瓦の一大産地として有名なまち。名古屋から電車で30~40分ほどの名鉄「三河高浜」駅が会場の最寄り駅です。

この大会はRUNNETでの募集がないため(今回はスポーツエントリーからの申込み)、参加者は高浜市とその周辺の人たちがほとんど。全体的にほのぼのとした雰囲気が漂っていました。 

 

とはいえ、エントリー数は2,000人弱といいますから立派です。会場の高浜中学校には、早朝から子どもたちを中心にぞくぞくと選手があつまっていました。参加者が少なすぎる大会は寂しく、多すぎるのもきゅうくつ。その点、高浜シティマラソンはトイレに大行列ができることも、場所取りシートの置き場所に困るということもなし。それでいてそこそこにぎやかなので、じゅうぶん本格ランニング大会として楽しめます。

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種目は10km、5km、3km、1.5kmおよびジョギング。私が参加した10kmの部には、中学生以上の554名(エントリー数)が走りました。コースは三河高浜駅前、住宅地、田園地帯を通過するバラエティに富んだルート。おおむねフラットで走りやすいコースでした。下は先行スタートのちびっ子たち。みんな全速力。速すぎ。

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5kmの部を見送ると、いよいよ私たち10kmの部がスタートです。待機中ふと周りをみわたすと、中学の野球部員(リトルリーグ?)だらけ。「中学生には負けん!」という闘志がメラメラと燃え上がってきました。おそらく野球少年たちはスタート直後、調子に乗ってダッシュをかますことは目に見えています。

 

その流れに巻き込まれないよう、あえて中学生軍団の後方に移動して号砲を待ちました。 案の定、号砲直後、野球少年の一団が大騒ぎしながら駆けだしていきました。これら野球少年を1人1人ロックオンして抜いていくことで、いい感じのリズムが刻めそうな気がします。 2km地点ぐらいからバテた野球少年がぽつぽつ目立ちはじめ、1人ずつかわしていく快感をあじわいながら4分10秒ペースをキープ。

 

後半で少し崩れましたが、まあ、上出来だと思います。フィニッシュ直前に背番号29の野球少年に抜かれたのが唯一悔いが残る点でしょうか。 ほのぼの系大会には、ほのぼのハプニングもつきもの。レース後、会場の片隅で着替えていると、4~5才ぐらいの男の子が突然「どうして裸になってるの?」と聞いてきました。

 

「着替えてるんだよ」と答えてあげると、「どうして汗かいてるの?」とか「どうしてシート敷いてるの?」とか質問攻めに。どうやらリアル「どちて坊や」につかまったようです。 そのうちどこかに行っちゃったと思ったら、なんと5~6人の友達を引き連れてきて、「さっき裸になってた人だよ」と自慢気に紹介されてしまいました。

 

するとその友達の子どもたちまで「はだかの人、はだかの人、あはは」と騒ぎ出しました。ツボに入ってしまったようです。周りの大人たちのいかがわしそうに私をチラ見する視線に耐えられず、早々に会場を後にしました。

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<大会講評>

ほのぼの系大会。会場最寄り駅から歩いてスグ。駐車場完備。計時はナンバーカード貼付型ICタグ。コースはおおむねフラット(住宅地、田園など)。距離表示は1kmごと。給水なし。荷物預かりあり。トイレは必要じゅうぶん。全員にフィニッシュテープカットサービス。参加賞はTシャツ、あられ、アミノバリュー。抽選会あり。記録証は即発行。出店なし。オールスポーツ不参加。