馬籠宿・妻籠宿といえば、中山道六十九次の中でも比較的往時のままの姿を残す宿場町として有名。土産物店や飲食店に改装された旅籠は眺めているだけでも歴史情緒に包まれます。
今回のスタートは馬籠宿。旧中山道経由で妻籠宿に至る10km弱の旅ランです。
馬籠宿の道はそこそこ傾斜のある石畳でランニングには不向き。観光客も多いため、街道沿いのお店をひやかしながらゆっくり歩きました。
建物が途切れるあたりに広がるのが馬籠見晴台。ここからは恵那山や長野方面の眺望が楽しめます。
そのまま旧中山道を進むと、やがて山の中へ入りトレランモードに。前半は石畳が続き少し走りにくいものの、夏でもひんやりとした清々しい空気のなかを駆けることができます。
ときおり県道を横断しなければなりませんが、道標がしっかり設置されているので迷うことはないでしょう。
その後も美しい田園風景の中を進みます。江戸時代もこんな景観が広がっていたのでしょうか。
マイナスイオンたっぷりの男滝・女滝を過ぎ、しばらく走ると無料休憩所になっている「立場茶屋 いちこくお休み処」が。
お茶ときゅうりの浅漬けをふるまっていただきました。こちらは毎日交代で管理されているそうです。
旧中山道のおよそ500〜1000m間隔で設置してある熊ベル。万が一にもくまさんに出合わないよう、一つひとつ鳴らしていきました。
そしてスタートからおよそ2時間で妻籠宿に到着。食事と観光をたっぷり楽しみ、バスで馬籠宿へと戻りました。
今回は観光モードのため片道10km弱で終わりましたが、旧中山道には遊歩道が整備されているためいくらでも距離を伸ばせそう。路面も荒れたところは少なく、石畳以外おおむね快適に走れます。