皇居外周に匹敵するランニングコースが名古屋に出現!?
名古屋のランニングスポットといえば、名城公園(北園)、庄内緑地、東山エリアあたりが定番。しかしいずれも東京・皇居のように「夜、女性単独で走っても安心」な環境とはいえません。こうした観点からみてもっとも可能性のあるのが「久屋大通公園」であることはこれまで何度か触れてきました。
都会のど真ん中、夜でもにぎやか、アクセス抜群、アフターランの楽しみ無限大。しかも南北1.8kmものコースがとれる久屋大通公園は、まさにランニングコースとしてぴったり。
しかし実際は道路による分断箇所が多いため、「ランニングコース」としては今ひとつ定着していません。もしも分断箇所がなくなれば、名古屋都心に夢のようなランニングコースが出現することになります。
当然そのようなことは実現するはずもなく・・・と思っていたらなんと! 高い確率で現実のものとなる可能性が出てきました。
中日新聞によると、『名古屋市は栄地区のまちづくりに向けた基本方針「栄地区グランドビジョン」を策定』、久屋大通公園を『開放的で一体的なにぎわい空間にする』とのこと。
具体的には・・・『公園を南北で一体的に活用できるよう、往来を分断する栄バスターミナル(噴水南のりば)を移転、主要幹線を除く東西の道路を可能な限り廃止する』そうです。
『東西の道路を可能な限り廃止』するというところがポイント。さすがに主要幹線道路は仕方がないとしても、細かな分断が解消されるだけでも今よりずっと快適なランニングが楽しめそう。
計画には、公園を3つのエリアにわけて飲食店などを整備したり大規模イベントが開催できる「にぎわい空間」づくりが盛り込まれています。
にぎわい空間・・・一般市民的にはたいへん楽しみですが、一般市民ランナー的には公園内を周回する遊歩道さえ整備してくれたらOK。
分断箇所は減ったものの「人が多すぎて前より走りにくくなった!」という結果に終わることもじゅうぶん考えられますので、期待せずに待ちたいと思います(実現したとしても14年後の話です・・・)。