ペース配分は難しいけど面白い。
2月25日に行われた犬山ハーフマラソンの記録証(完走証)が届いた。すでに速報でタイムや順位はわかっていたが、やはり完走の証を手にするとうれしいものである。犬山ハーフは5kmごとにタイムを計測してくれるため、自分がどれぐらいのペース配分で走っていたのかがわかる。記録証には、丁寧に地点ごとの通過タイムと5kmきざみの所要時間が記されていた。それを見てびっくり。スタートからゴールまでほぼ一定のペースで走っていたのだ。当たり前といえば当たり前なのだが、後半ペースが落ちていないことにちょっとうれしくなった。
スタート~5kmが「23分57秒」、5~10kmが「22分43秒」、10~15kmが「22分56秒」、15~20kmもなんと同じく「22分56秒」だ。こうしてみると、まだ元気なはずのスタート~5kmがいちばんタイムが悪い。この理由はよくわかっている。コケちゃって30秒ぐらい止まってしまったからだ。犬山ハーフのときは走った後に「気持ちいい」と感じた。しかし先週の桑名でのハーフの場合は終盤で失速したため、ゴール後は「ああ、疲れた」としか感じられなかった。やはり好タイムを得るためにも、爽快感を得るためにも、自分に合った最大限かつ一定のペースで走りきることが大切なようだ。速くてもダメ、遅くてもダメ。
そういった意味で、はたしてフルマラソンを最大限のイーブンペースで走りきれるかどうか。フルデビューとなる来月の長野マラソンは、いったいどれぐらいのペースで刻めばいいのか本気で悩んでいる。もちろん10キロやハーフと同じペースで走るつもりはない。「キロ何秒ぐらいペースを落とすべきなのか」。それが問題だ。落としすぎて後悔するのはいやだし、速すぎて失速して完走を逃したらもっといやだ。こうして考えると、ペースの計算こそマラソンのだいご味といえるのかもしれない。きっとエリートランナーと呼ばれる人たちは、その日の体調に合わせて、それこそ秒単位でペースを調整しながら走るのだろう。
長野マラソンではゴールタイム目標ごとにペースメーカーが走ってくれるらしい。とりあえず「4時間」の人についていけるところまでついていこう。なんとか30kmまで食らいついていけば、とりあえず5時間という制限時間内には完走できる可能性が高くなる。最低でも完走、あわよくばサブフォー。これが長野マラソンの目標だ。えらい開きがあるけど、これはフルマラソンが未知の世界だから、自分がどこまで走れるのか本当にわからないため。とにかく、スタートが楽しみ。
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