2012「豊田マラソン大会」。

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第33回「豊田マラソン大会」を実走取材してきました。今年から豊田スタジアム発着となり、コースも一新された「豊田マラソン大会」。11,000人(エントリーは12,000人)ものランナーが新コースを駆けぬけました。 

豊田スタジアム名古屋グランパスのホームのひとつで、収容人数は45,000人。マラソン当日はスタンドやフロアを大開放していたこともあり、待ち時間をゆったり過ごすことができました。

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1万人以上規模の大会で「トイレ待ち時間ゼロ」なのは初めて。中途半端に一部閉鎖などせず、スタジアムの収容能力をフルに活かした運営に好感を持てました。

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敷地内ではイベント・物販・食べ物ブースが軒を連ねてにぎやかな雰囲気。ビフォー&アフターランの楽しみにも事欠きません。

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メイン種目である10kmロードレースは9:55と10:00のウェーブスタート。私は先発組でした。

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私自身、じつに1年8ヶ月ぶりとなる10kmロードレース。スタート時刻が近づくにつれ、選手は脚を叩いたりジャンプしたりとソワソワ落ち着かなくなります。 フルマラソンののんびりとしたスタート前の雰囲気とは明らかに異なる、距離の短い短期決戦ならではの緊張感と高揚感が湧き上がってきます。この感覚、たまりません。

 

そして9:55号砲。と、目の前に立ちはだかる上り坂!そう、豊田マラソンの新コースは大きな橋を4回越えなけらばならず、そのたびにアップダウンが待ち構えているのです。 スタート直後に越える橋は「豊田大橋」。恐竜骨格のようなデザインが特徴的。この橋のど真ん中を自分の脚で走って越えられるだけでも豊田マラソン出場の価値ありといえるでしょう。

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その後、「久澄橋」を渡って2度目の矢作川越え。そのまま住宅地へと入っていきます。 もっとも疲れが出てくるころに現れるのが「平成記念橋」。さすがに呼吸が続かずペースダウンしてしまいました。終盤は堤防道路をひた走ります。

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再び「豊田大橋」を渡って4度目となる矢作川越え。橋を渡りきったら残り1km。もう上り坂はありません。 フィニッシュ地点はスタジアムの中。スタンドからの拍手喝采を浴び・・・ているつもりで気持ちよくゴールできました。 新しく生まれ変わった豊田マラソン豊田スタジアムを会場にしたことで利便性・快適性が格段にアップしました。

 

矢作川越えが4回もある、つまりアップダウンを繰り返すコースは好みの分かれるところ。コース自体をコンパクトに収めたいという意識が感じられました。 シャトルバスのスムーズな運行やにぎやかなイベントブースなど、競技以外の運営面もすばらしい大会でした。 ボランティアの皆さん、選手のみなさん、お疲れさまでした。